今日の音楽「洋楽編」(その1867) | 洋のblog

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今日、8月15日は日本で言うところの「終戦記念日」。

加えて今年は広島原爆投下、長崎原爆投下、終戦となって80年の節目。

広島の原爆ドームが「負の部門」の世界遺産となっている通り、

「決して忘れてはならない歴史」は80年経とうが、90年経とうが

100年経とうが「決して忘れてはならない歴史」。


今夜は Billy Joel の「Goodnight Saigon」をメンテナンス。



過去記事はこちら。(リンク貼ってます)

→「今日の音楽「洋楽編」(その574)



邦題は「グッドナイト・サイゴン〜英雄達の鎮魂歌」。

1983年リリースのアルバム「The Nylon Curtain」からの3rdシングル。

全米で56位、全英で29位。ベルギー、オランダで1位を獲得しています。

(アルバム「The Nylon Curtain」は全米7位)


本作はベトナム戦争に駆り出された兵士の視点で歌われた反戦歌で

海兵隊員である語り手は、「私 (I)」ではなく「我々 (we)」を主語とし、

海兵隊員たちがみな一緒に、同じ状況に立ち向かっていることを強調。

続くリフレインでは複数の歌い手(海兵隊員たち)の合唱で、

「倒れる時はみんな一緒だ (all go down together)」と歌い、

彼らの同志的連帯を強調しています。


歌詞についてビリーは、

「戦争についてコメントしたかった訳ではなく、

 ひとりの人間としての兵士について書こうとした」

と述べていました。


曲はコオロギの虫の音で始まり、夕方の訪れの雰囲気を感じさせ

ヘリコプターの音が聞こえ、その後、ジョエルがピアノを弾きだし、

その後にようやく歌が始まります。

この冒頭の展開は、曲の最後に逆の順序で提示され、

再びピアノの音型が提示された後、

ヘリコプターの音、コオロギの虫の音が聞こえ、曲は終わります。


以下は過去記事にもありますネットで見つけた日本語訳です。

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「Goodnight Saigon」 BILLY JOEL


僕たちはパリスアイランドで出会い

海兵隊施設から同士として旅立った

僕たちは研ぎ澄まされて、ナイフのようだった.

僕たちは死ぬほど熱心に行動した


駄馬のように無力に上陸し(駄馬のように震えながら).

タグ付きの死体となってビニールに入れられ、帰ってきた

僕たちは素早く移動する術を学び、.

僕たちの腕は重かったが、腹はふくれていた.


目の前に故郷はなく、やわらかな石けんもない.

プレイボーイが送られてきて、ボブホープ(コメディアン)がやってきた

僕たちは深く穴をほり、目にみえるものを撃った

そしてジーザスに全身全霊で祈った


風景を切り取るカメラはなく

ハッシュパイプを回しながら、ドアーズを聴いた

夜は暗かった。とても暗かった

兄弟にように支え合い、もし何かあったら、

互いの母親に手紙を書くと約束した


そして、僕たちは一緒に倒れゆくのだ

僕らはみんな一緒に落ちるって言ったんだ

そう、僕らはみんな一緒に落ちるべきなんだ


チャーリーを覚えてる?ベイカーを覚えてる?

彼らは彼らの幼い頃をあらゆる場所に残してきた

いったい誰が悪いんだ?

いったい誰が正しいんだ?

それは戦いの真っ最中にはたいした問題じゃなかった


僕らは僕らの手の中の椰子の中で一日を持ちこたえた

彼らは夜を支配してたそして夜はパリス・アイランドの6週間と同じくらい

長く続くようだった

僕らは海岸線を守ってた

彼らは高地を死守してたんだ

彼らは鋭く尖ってた鋭いナイフのように

彼らは僕らのモーターの音を聞いた

彼らはローターを数えて僕らの到着を待ってた


そして僕らはみんな一緒に倒れゆくのだ

僕らはみんな一緒に落ちるって言ったんだ

そう、僕らはみんな一緒に落ちるべきなんだ

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