今日の音楽「洋楽編」(その1857) | 洋のblog

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Music Journey



今夜は若くして逝かれた才能の塊だった女性シンガー。

Minnie Riperton の「Lovin' You」をメンテナンス。



過去記事はこちら。(リンク貼ってます)

→「私のお勧めの曲・洋楽編(その192)



リリースは1974年。

全米などのほか世界中で大ヒットしました。


5オクターヴから5オクターヴ半という広い声域を持ち

本作のサビで使われる超ハイトーンは有名ですね。

後のマライア・キャリーやセリーヌ・ディオンなど幅広く影響を与えました。


彼女と言えば欠かせない存在なのがスティービー・ワンダー。


既にプロ歌手としてデビューしていたミニー・リパートンでしたが

なかなかヒットには恵まれませんでした。

一方、スティービーは曲がヒットしていない時期からミニーの歌を聴いていて

ミニーに注目していたそうです。


スティービーのコンサート会場でミニーはスティービーに対し

彼の音楽がいかに素晴らしいかを伝えましたが

スティービーはミニーをファンの一人としか思っていなかったとか……。

念の為、一応名前を尋ねたところ、その女性こそ自分が注目していた

ミニー・リパートンだと分かりスティービーは驚いたそうです。


1971年にミニーはスティービー・ワンダーのバックコーラスに抜擢されます。
そして1974年12月にスティービーがプロデュースしたアルバム
「パーフェクト・エンジェル」をリリース。
シングルカットした本作「Lovin' You」が全米などで大ヒットしました。

1976年に乳がんと診断され同年春に手術を受けます。
一時快方に向かいましたが、ガンが腕に転移していることが判明。
1979年7月12日に永眠されます。31歳でした。

「パーフェクト・エンジェル」のブックレットの裏には、
「A VERY SPECIAL FAN」という署名とともにメッセージが書かれています。
この「A VERY SPECIAL FAN」とは他ならぬスティービー・ワンダーであり

スティービーがいかにミニーに注目していたかを示すものでした。



最晩年、死の床に在るミニーをスティービーが見舞いに訪れた際、

ミニーは「私が待っていた最後の人が来た……。」とつぶやいたそうです。




以下は過去記事にもありますネットで見つけた日本語訳です。

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「Lovin' You」 Minnie Riperton


あなたを愛する それは、たやすい 

だってあなたは素敵だもの

あなたと愛を育む それは私の望む全てです


あなたを愛する それは単に夢が叶う以上

そして私が何をしても

それはあなたを愛する事から外れてる


La la la la la...Do do do do do

Ha ...



他の誰も 私に感じさせない

あなたがもたらすような色彩は

私のそばにいて 私たちが年をとっても

そして私たちはどんな日も

春のように過ごすでしょう


だってあなたを愛する事は

私の人生をとても素敵にした

そして毎日 私の日常は

あなたを愛することで満たされてる


あなたを愛してる

私にはあなたの魂が見える 輝き渡ってる


そしてどんな時も 私たち ooh

私はとってもあなたを愛してる


La la la la la...Do do do do do

Ha ...


他の誰も 私に感じさせない

あなたがもたらすような色彩は

私のそばにいて 私たちが年をとっても

そして私たちはどんな日も

春のように過ごすでしょう


あなたを愛する それは、たやすい

だってあなたは素敵だもの


そして毎日 私の日常は

あなたを愛することで満たされてる

あなたを愛してる

私にはあなたの魂が見える 輝き渡ってる


そしてどんな時も 私たち ooh

私はとってもあなたを愛してる


La la la la la...Do do do do do

Ha ...


あなたを愛してる

La la la la la...Do do do do do


(Fade Out)

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