今日の音楽「邦楽編」(その1699) | 洋のblog

洋のblog

Music Journey



松田 聖子さんのミニ特集も今回で一旦の終了。

第3回の今夜は「赤いスイートピー」をメンテナンス。



過去記事はこちら。(リンク貼ってます)

→「私のお勧めの曲・邦楽編(その65)



リリースは1982年2月でオリコンの最高位は1位。

作詞は松本 隆さんで、作曲は呉田軽穂(松任谷 由実さん)。

編曲(アレンジ)は松任谷 正隆さん。


松任谷 由実さん(ユーミン)作曲による松田 聖子さんへの初提供作。

聖子ちゃんの楽曲の中でも特に人気の高い曲の一つですよね。

本曲を境に同性(女性)のファンの比率が上がったと語られています。


ユーミンの起用は元々親交のあった作詞家の松本 隆さんの発案で、

「ライバルに曲書いてみない? 「松」の付く人」と

松本さんが自ら交渉を行ったとのこと。

女性ファンを増やしたいという聖子ちゃんのプロデューサーの意向に対し、

ユーミンは作曲家としてではなく名前(知名度)で選ばれる事を嫌い、

オファー当初は渋ったそうですが、作曲者名が「松任谷 由実」ではなく

ペンネームである「呉田軽穂」でも良いのなら、

という条件付きで依頼を引き受けたそうです。

ユーミンは、

「誰が作ったか知らなくても、曲調だけで聴き手の心をつかめたなら、

 これほど作家冥利に尽きる事はない。

 そして本当にその通りになったのでとても充実感のある仕事でした」

と、後に語られています。


本曲発表当時、スイートピーの主流は白やクリーム色、ピンクなどが主流で、

「赤いスイートピー」は存在しないと思われていました。

(実際には1800年頃に既に存在していたらしいです)

本曲がヒットして以降、品種改良して作った

鮮やかな色の赤いスイートピーが売られるようになりました。


作詞の松本 隆さんは

「心の岸辺に咲いたとあるから、

 これは全て夢なんだなと分かってもらえたら、

 別に何色でもいいんですけど」

と語っています。