今日の音楽「邦楽編」(その1617) | 洋のblog

洋のblog

Music Journey


「卒業ソング」特集。
今夜は「卒業ソング」のド定番の名曲をメンテナンス。
ハイ・ファイ・セットで「卒業写真」。


過去記事はこちら。(リンク貼ってます)


リリースは1975年2月。
1975年6月にはユーミン(当時:荒井由実さん)ご自身が
アルバム「COBALT HOUR」でセルフカバーしています。

本作はハイ・ファイ・セットのデビューシングル。
個人的にはハイ・ファイ・セットのバージョンが好きですね。
先日の「最後の春休み」は逆にユーミン・バージョンの方が好きです。(*^^)v

作詞/作曲は荒井由実さん、編曲(アレンジ)は服部 克久さん。
(ユーミン・バージョンの編曲(アレンジ)は松任谷 正隆さん)

スーパー・フォーク・グループ「赤い鳥」。
方向性の違いから「赤い鳥」は二人と三人の二組に分裂……。
二人(後藤 悦治郎さんと平山 泰代さん)は「紙ふうせん」を結成。
三人(山本 潤子さん、山本 俊彦さん、大川 茂さん)は
ハイ・ファイ・セットを結成し袂を分かちます。

山本 潤子さんは1973年に山本 俊彦さんと結婚されました。(旧姓:新居)
後藤 悦治郎さんと平山 泰代さんは「赤い鳥」解散直前に結婚されています。

ちなみに「ハイ・ファイ・セット」の名付け親は細野 晴臣さんだそうです。

「卒業写真の “あの人”」は同性の女性。
ある日、街で「あの人」を見かけたが声をかけられなかった……。
私は社会に染まって色がついてしまっているのに
「あの人」は卒業写真に写る面影そのままの優しい目をしていたから。
これからも私はどんどん変わってしまうだろうから、
あなたは時々でいいから遠くで私のことを叱ってね……。

と言う歌詞ですね。
ほとんどの卒業ソングは「卒業前」か「卒業当日」が描かれますが
本作は「卒業後」を歌っています。
しかも異性に対する「恋愛感情」などではなく
「「あの人」の様になりたい」「なりたかった」私なのに
ただただ世の中に流されて変わってしまう……。
ならばせめて「あの人」には変わらずにい続けてほしい。

本当にユーミンの「着眼点」には頭が下がるばかりです。m(_ _)m