カーペンターズ特集の第2回です。
今夜は「Goodbye To Love」をメンテナンスしました。
過去記事はこちら。(リンク貼ってます)
リリースは1972年で全米などで7位を記録しています。
邦題は「愛にさよならを」。
作詞は兄のリチャード・カーペンター。
かのビング・クロスビーが主演した1940年の映画「愉快なリズム」。
劇中で苦悶する作曲家(ビング)の偉大な作品「愛にさよならを」は
題名しか言及されなかったそうで、
リチャード曰く
「その曲は劇中で演奏されず、ただ曲の存在が口にされるだけ」
とのこと。
リチャードはすぐにメロディと歌いだし歌詞を思いついたそうです。
また曲中に「ファズギター」が流れますが、これもリチャードのアイデア。
ギターを演奏するのはギタリストのトニー・ペルーソ。
このギターが物議を醸します。
ラブバラードにファズギターのソロを入れるというアレンジに対し
「カーペンターズは裏切ってハードロックに転向した」
といった嫌がらせの手紙が届いたり、
いくつかのアダルト・コンテンポラリー志向のラジオ局も、
これを理由に放送しなかったそうです。
時代はまだ保守派の音楽ファンや評論家には
「エレキギター」は受け入れられていなかったんですねぇ……。
エレキギターが入るだけで「ハードロック」なんですからね。
この曲……ハードロックですかね……?(^.^;
以下は過去記事にもあります日本語訳です。
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「Goodbye To Love(愛にさよならを)」 Carpenters愛にさよならを告げよう
私が生きようと死のうと誰も気にはかけない
何度も何度も愛のチャンスは私を通り過ぎていき
愛について私が知っている事といえば
愛なしでどう生きていくかという事だけ
どうしても見つけられない
だから私は決めたの
人生を一人で生きていかなければと
簡単なことではないけれど
たぶん自分でもずっと分かってたんだと思う
愛にさよならを告げよう
私のこんな心じゃ
明日なんてない
きっと時がこの苦い思い出を消してくれる
そして信じられる誰かを
生きていく意味を見つけるの
無意味な探索の日々もやっと終わり
孤独と空虚な日々が
私の唯一の友達になる
今日から愛は忘れて
自分に出来る限りの事をやっていこう
未来にあるものなんて誰にも分からない
運命の輪の行方は誰にも予測できない
自分が間違っていたと
気づく時がいつかくるのかもしれない
だけど今は
これが私の歌
愛にさよならを
私は愛にさよならを告げよう
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