今日の音楽「邦楽編」(その1560) | 洋のblog

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Music Journey


明日、9月20日は小田 和正さんのお誕生日。
明日で76歳になられます。

と言うことで今夜のメンテナンス作品はオフコースから。
曲は「YES-YES-YES」。


過去記事はこちら。(リンク貼ってます)


リリースは1982年でオリコンの最高位は6位でした。

この曲「おばけの声が聞こえる」と話題にもなりました。
確かに曲のなかばに「あの……私……」と言う女性の声がします。
その声を車のクラクションがかき消す……そして歌詞はこう続きます。
「もっと大きな声で 聞こえない聞こえない Woo」
誰かの話題作りだったんですかねぇ……。
普通に聴いていたら解りそうですもんね……。


1979年8月に清水さん、大間さん、松尾さんの3人が正式にメンバーとなり、
オフコースの周りに不穏な空気を感じたファンは少なくなく
「解散」の二文字が見え隠れする中、
リリースされたオリジナルアルバムタイトルが「We are」「over」と続き、
1982年2月リリースの「言葉にできない」のメロディや歌詞の内容から
「解散」が既定路線なのだ、とファンは覚悟したものでした……。

そんな中に予定外にリリースされたのが本作でした。


同年6月の日本武道館・連続10日間コンサートは
いわば「解散コンサート」と捉えていたファンは多かったはずで
6月30日の最終日最終曲が終わった後、会場に本作が流れた際には
会場を出る際の注意を促すアナウンスをかき消す大合唱となりました。

また同年9月29日にはTBS系特別企画番組
オフコース・スペシャル「NEXT」が放送されます。
メンバー5人が出演したライブ映像を交えたドラマで、
メンバー各々が思いのままに過ごす中、武道館公演から5年後
「もう一度 武道館公演をする様に」と言う首謀者による理不尽な命令で
監禁生活を余儀なくされたメンバー。
監禁されている地下室ではメンバーによるリハーサルが行われ
ついに武道館公演は「再演」の日を迎える、と言う内容でした。

ラストシーンにはどんでん返しが用意されていて実は「影の首謀者」がいて
それがドラムスの大間 ジローさんだった、と言うものでした。

「もう一度……もう一度みんなでライブがしたかったんだよ!(TдT)」

と言う大間さんの最後のセリフはファンの心理の代弁だったな……と。

しかし翌1983年8月。オリジナルメンバーの一人、鈴木 康博さんが脱退。
小田さんの「4人のオフコースがイメージできない」と言う理由から
「YES-YES-YES」の次のシングルはリリースに2年の年月を要しました。