今日の音楽 「洋楽編」(その1572) | 洋のblog

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Music Journey


今夜は春らしい洋楽クラシックをメンテナンスしました。
Sarah Vaughan で「A Lover's concerto」。


過去記事はこちら。(リンク貼ってます)


オリジナルは1965年にアメリカ合衆国のガール・グループ「ザ・トイズ」が歌ったもの。
Billboard Hot 100で最高2位を記録。
キャッシュボックスやカナダRPMでは1位を記録しました。

サラのバージョンは1966年リリースのアルバム「Pop Artistry of Sarah Vaughan」。
(邦題「ラヴァーズ・コンチェルト」)

ジャズ界ではビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルドと並び、
「女性ジャズ・ヴォーカリスト御三家」の一人と言われています。

ビッグネームなわりには なかなか顔と名前が一致しない様で
本作も「聴いたことあるけど誰の歌だか分からない」みたいです……。(^^;

しかしサラ自身は親日家でいてくれていたのか
1973年9月に中野サンプラザで録音した「ライヴ・イン・ジャパン」を世界リリース。
ライブレコードの名盤の1つに数えられています。

サラは1942年にアポロ・シアターのアマチュア・ナイトで優勝したのを機にプロの歌手となります。
晩年まで「ジャズの女王」の異名を誇っていましたが
ビートルズなどのカバーアルバムをリリースしたりしています。

1982年に発売されたライブ盤「ガーシュウィン・ライヴ!」は
第25回グラミー賞で最優秀女性ジャズ・ボーカル・パフォーマンス賞を獲得。
長いキャリアの彼女をして、ここでようやく自身初のグラミー受賞を果たしました。

1990年 カリフォルニア州のご自宅で永眠されています。
66歳でした。