私のお勧めの曲・洋楽編(その302) | 洋のblog

洋のblog

Music Journey


今回の洋楽は Simon & Garfunkel で「The Boxer」。

リリースは1969年。
有名な洋楽の一つだと思いますが、
ポール・サイモンの書く歌詞は難解で有名なんですよねぇ。。。

ただこの曲に関してはある一人の人間の背景を描きつつ聴けば

大丈夫と思います。(^^)


さすがはポール・サイモンだと思わされる曲です。(^.^;



下記はネットで見つけた日本語訳です。
********************************************************************************
「The Boxer」 Simon & Garfunkel

こんな若造の身の上話を聞こうなんて、
あんたも変わってんな
そりゃ俺だって、どこにでもある様な
ささやかな暮らしってやつを
追い求めてきたんだ

ああ、せいぜい面白おかしく、
あんたが聞きたいように聞いてくれればいいよ・・


俺が家を捨てて、故郷を離れたのは、まだほんのガキの頃さ
見知らぬ人たちの中
静まり返った駅のホームで、不安に怯えていた

そりゃ、ひどい暮らしだった
ボロをまとった人達が、吸い寄せられるように集まる貧しい街の中で、
「いつかここを出てってやる!」って、そればかり考えてたんだ


日雇いの給金程度でもいいからと、こっちに来て職を探し回ったけど
どこからもお呼びはかからずさ・・


声をかけてくれんのは七番街の娼婦だけだよ・・
あんまり悲しくて、寂しかったから、
その温もりにすがった事もあったよ、アハハ・・・

俺の周りで時間はどんどん流れていく
ずっと変わる事無く季節を刻んでいく

俺は以前より年をとった
これからも時間を積み重ねていくだろう
色んな事があってさ、人生って変わっていくもんだろ?
いつまでもずっと同じなんて事無いはずだろ?
それって、おかしな話じゃないだろう?
そうだろ・・・?

こんなコートを脱ぎ捨てて、故郷に帰りたいよ

ニューヨークの冬は、寒くて寂しくて耐えられないよ
ここには、俺なんか居ちゃいけねえってさ・・
さっさと帰れってさ・・・

そう言うと彼は、寂れた拳闘場のリングに上った
その日の暮らしのために
彼を叩きのめそうとする、敵のグローブをじっと見つめながら、

自分への苛立ちと、恥辱のなかで彼は叫ぶ
「もういやだ、もうたくさんだ!」
でも、彼の殴り合いの日々が終わることはない・・

********************************************************************************