ラストの曲は坂本 龍一さんを中心に制作された地雷撲滅キャンペーンソング「zero Landmine」。
ユニット名は「N.M.L. (NO MORE LANDMINE)」。
オリコンの最高位は1位。
この曲の売上は全て地雷撤去のための資金として使われています。
何度か書いた通り、今回「2001年」を特集した理由がこの曲でした。
当時は亡くなったダイアナ元王妃を始め、
各国が「地雷」について問題定義をしていて
ちょうど開局50周年でTBSが特番を組んだ際に
この地雷キャンペーンを取り上げました。
それに坂本さんが賛同し曲作りに入りました。
(作詞は元Japanのデビッド・シルビアン)
そんな坂本さんの呼びかけにYMOのメンバーやミスチルの桜井くん、
ドリカム(当時は3人組)、GLAYのTAKUROやTERUなどが歌入れに参加。
テレビの特番では全編約20分に及ぶフルコーラスを
衛星放送も含めて成功させました。
地雷は元々人を殺す目的ではなく、
兵士の動きを封じるため 主に下半身を狙った兵器です。
例えば兵士が一人 地雷を踏んで負傷すると、
一人ないし二人の兵士が傷ついた兵士を抱えて行きます。
また地雷があったことでその軍勢も安易に前進できなくなります。内戦などが終結して兵士がいなくなっても地雷はそのまま残されています。
今の地雷の被害者は現地に住む一般の人たち。特に女性や子供です。
女性は野仕事などで草むらに入る機会が多いですし、
子供たちはそこで遊んでいます。
番組内のドキュメントでは菅野 美穂ちゃんが
地雷が埋まっている国に出かけて行き
地雷の被害に遭って片足を失った少女と出会います。義足は無償で提供されますが、
成長期が続く限り伸びた骨を削る手術が続くのです。
人に合った義足を履くのではなく、人の足を義足に合わせるんですねぇ。。。私は当時の番組を録画しているので 今でもたまに観たりしますが
何とも考えさせられる問題だと思いますねぇ。
以下はウィキペディアにあるこの曲に関する記事です。
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地雷問題に関心を持った坂本龍一が、TBS開局50周年の地雷根絶キャンペーンの一環としてこの曲を作る。
このCDの売上金はすべて地雷撤去などの資金となった。
坂本の主旨に共感した国内外のアーティストや演奏家が集結し、
N.M.L. (NO MORE LANDMINE) というユニットを結成した。
同曲は、前半部が未だに地雷が埋まっている国々の内の数カ国の民族音楽、
後半部がメインの歌唱部分として構成されており、
約20分の大作に仕上がっている。
全編英語詞であり、詞は坂本の長年の友人である
元・ジャパンのデヴィッド・シルヴィアンが担当した。
また、これとは別に作家の村上龍によって翻訳された日本語詞も作られており、そのタイトルは「地雷のない世界」である。
三省堂の高校用英語教科書『CROWN ENGLISH SERIES』に
この音楽の内容が掲載された。
国内ではエイズなどのチャリティーが行われることは
毎年12月のAct Against AIDSをはじめとして多いが、
地雷のような
「人間を殺すためではなく傷つけるための兵器」
に対するチャリティーが行われることは
現在においても比較的珍しいといえる。2001年4月30日放送の特番の番組の最後で、
テレビで一度だけ演奏されたこのフルヴァージョンは、
前半部分は地雷ZEROのドキュメントからの映像
(ダイアナ元皇太子妃の朗読部分には彼女が登場)
後半の合唱部分ではスタジオに集まったアーティストたちの演奏が放映された。参加アーティストの中には当日、来日を果たせなかった者もいたものの、
中継で共演を果たしている。
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