Do they know it's christmas? | 洋のblog

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Music Journey


まさにタイトル通り、



「彼等はChristmasであることを知っているだろうか?」

です。



添付の楽曲は20数年前にイギリスのアーティスト達が集まって

エチオピアの飢餓で苦しむ子供たちのために、と

共同でレコーディングしたチャリティソングです。

(後に最近のアーティスト達でリメイクもされましたねぇ)





弟の施設の壁には赤い羽根の絵が描かれているパネルが掲げてあります。

「募金配布施設」。

パネルにはそう書かれてあります。

(そう言えば弟たちも募金箱を下げて改札前に立ってたりしました)



日テレで行われている24時間テレビ。

その募金で提供して頂いたバスも施設の駐車場にあったりします。



弟をはじめ、施設の入所者が

多くの方々の善意で生かされていることを強く感じます。

本当に有り難いことです。



私自身も赤い羽根共同募金を始め、盲導犬育成・介助犬育成のための募金など

街で見かけたら協力させてもらいます。

「善意」とかそんな大層なことではなく、無意識に財布に手が行っています。



私も自分の弟が募金という善意の一端の恩恵にあずかっている身で

言えた義理ではないのですが

街で募金活動などを見かけたら、ご協力お願いします。

特に盲導犬育成や介助犬育成などは時間もお金もかかります。

募金の時には盲導犬や介助犬も一緒にいる場合が多いです。

撫でても暴れたりしないので、是非 ワンコに触ってあげてください。



私はそんな大変な事業が民間で行われているという事実を重く受け止めています。



余裕のあるお金がありましたら、是非 ご協力願います。







さて「彼等はChristmasであることを知っているだろうか?」。



おそらく弟の居る施設でクリスマスを理解している入所者は数名でしょう。

サンタクロースやプレゼントも理解してもらっている人は少数です。

(弟も理解していない内の一人です)



そんな弟でも何か違う雰囲気と言うのは察しているようです。

サンタさんの扮装やトナカイさんの扮装。

クリスマスツリーを始めとした華やかな飾りつけ。

プレセントやケーキといった独特の雰囲気の中で

キョト~ン、ポワ~ンという感じで会に参加しています。(苦笑)



毎年、毎年。

本当に施設の職員の方々には有り難い気持ちでいっぱいになります。



41歳とは言っても思考能力的には3歳児程度です。

職員さんの中には男女を問わず、20代前半の若い方もいらっしゃいます。

そんな若い職員さんも、弟には「○○さん」と「さん付け」で呼んでくれます。

“そうしなければいけない” という教育の元ではありますが

私たち親族から見たら頭が下がる思いです。



クリスマスが何なのかを分かっていない弟たちのために

手とり足とりで奮闘してくださっている職員の方々。

この場を借りてお礼を言わせてください。



本当に感謝しています。ありがとうございます。