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スクランブル交差点

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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111213-00000010-pseven-soci


鳩山、菅、野田と続く民主党政権では失言、妄言、暴言が繰り返された。その発言を振り返ってみよう。

震災と原発事故で傷ついた日本人に、これでもかと不安を与え続けたのが、今年の流行語大賞候補にも挙げられた、「ただちに影響はない」という、枝野幸男・前官房長官の繰り言だろう。

「結局、枝野さん自身が最後まで核分裂のことも放射能のことも理解していなかった。だから、同じフレーズを繰り返すだけで、国民の不安を拭えなかった」(当時の官邸スタッフ)

その裏で枝野氏は、本誌がスクープして世に知られるまで、放射能の拡散予測データ(スピーディ)の存在を隠し続けていた。国民に重大な被曝危機が迫っていることを知りながら、「ただちに影響はない」と発言したとすれば、それは、“健康被害が出るとしても先のことだろう。オレの責任にはなるまい”という意味だったと疑われても仕方ない。

その枝野氏が、野田内閣でシレッと原発行政を担当する経済産業大臣に収まるのだから、彼のツラの皮は、原子炉の格納容器より分厚い。

親分だった菅直人・前首相の「オレは原子力にはものすごく詳しい」「東日本が潰れることになる」ほか、数々の舌禍、暴言、妄言とあわせて、政府首脳の言葉が実際の放射能より深く国民を傷つけたという稀有な失政は、長く政治史に留めておくべきだろう。

※週刊ポスト2011年12月23日号
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111213-00000303-jmm-bus_all


 もし、150年前にCNNがあったなら、日本の明治維新や西南戦争は、どのように報道されたのだろうか。何か、参考になる資料はないかなと「外国人から見た西南戦争」といったキーワードで検索しているところに、JMMから新しい質問が届いた。「万が一、ユーロが崩壊したら…」。「万が一」というか、市場は「ほぼ確実に、ユーロが崩壊する」と思っているのではないか、と独り言ちながら、西南戦争の検索を続けた。

 なぜ、「西南戦争」が気になるのか。ついさっきから読み始めた『山縣有朋の挫折』(松本崇、日本経済出版社)という明治の地方自治制度をテーマにした本に、次のような件があったからだ。「江戸時代の300諸侯は、今日の感覚で言えば「独立国」だった。藩は、藩札という通貨を発行し、外国からも借り入れを行い、また、専売を
含む勧業奨励や軍(藩士)の維持などを行っていた。それは、通貨統合前のEU諸国のようなものであった」。

 なるほど。江戸時代の藩が、通貨統合(1999年)前のEU諸国ならば、2009年からのギリシャ危機は、明治10年の西南戦争かもしれんな。そう思いながら、読み進むと。今度は次のような文章に出くわした。「明治政府は借金漬けでスタートした。明治2年度の政府の予算の大半(2977万円余)は太政官札発行や借り入れで賄われ、地租などの収入は466万円にすぎなかった」。

 これは、現在の日本政府以上の大赤字だな。ということは、「そのような明治政府の喫緊の課題は、藩が握っていた財源の中央への吸い上げであった」。当然だろう。ただ、「藩の財源を中央に吸い上げるといっても、幕末には財政危機に瀕していた藩も多かったため、それは藩の財政改革と同時に行われることになった。そこで行われたのが明治6年の秩禄処分で、それは今日でいえば公務員の大リストラであった」。なるほど、ギリシャのゼネストやら、欧州の財政統合を彷彿とさせるような難しい話しだ。

 明治新政権の混乱ぶりが目に浮かぶが、実際、「中でも維新の雄藩だった県には、鹿児島県をはじめとして旧来通りの行政を行う者が多く、中央政府による各種制度の制定、改廃があっても受け入れないという有様であった」。これは、メルケルのことか。結局、「明治政府の威令が全府県に行き渡るのは、明治10年の西南戦争以降のことであった」。それで、冒頭の疑問に戻る。我々は、結果を知っている。まさに、「西南戦争」は、「雨降って地固まる」であったことも。

 ただ、ライブで、「西南戦争」を見ていたら、どう思ったであろう。明治政府の先行きに楽観的であり得たのであろうか。西郷に呼応して、全国で武装蜂起が発生したら、どうなっていたであろう。明治政府は大赤字だ。反乱を抑え込む体力があるかどうかも疑問である。しかし、年号を覚えるだけの歴史教育を受けてきた我々は、安易にこう考えがちではないか。まぁ、体制がガラッと変われば、10年はごたごたするものだ。新体制が固まるのはそれからだよ。それは、正しい認識かもしれないが、応用は利かない。ギリシャ危機は西南戦争みたいなものだ、という意見はあまり聞いたことはない。

 万が一、西南戦争で、明治政府が崩壊していた場合、世界はどうなっていたのだろうか。極東に今なお鎖国を続ける国が存続していたのだろうか。太平洋戦争もなく、ソニーやトヨタの製品も存在せず、財政赤字を積み上げて世界経済の潜在的な脅威になる国家も存在しなかったのだろうか。「明治維新期に活躍した坂本龍馬や勝海舟は、徳川幕藩体制に代わる国家像として欧米式の郡県制国家を構想していた。…他方、町村に代わる地方の姿の構想を持っていなかった。そもそも、そのレベルでの変革が必要との問題意識自体がなかった」。

 新体制を細部まで設計し尽くす天才は、あり得ない。明治政府は、おそらくEUがびっくりするくらいの欠陥だらけの体制であったのではないか。そして、問題が発生するたびに対症療法を繰り返し、徐々に体制を固めて行ったのであろう。歴史の教科書では、明治4年に廃藩置県、明治6年に秩禄処分、明治10年の西南戦争…と淡々とした記述が続く。しかし、その一行一行は、悲観と絶望をかろうじて乗り越えた結果であったかもしれない。マスメディアは12月9日のEU首脳会議までを「緊迫の10日」と書いた。しかし、明治維新から西南戦争までの「動揺の10年」は、150年後には、たった一行の記述で終わる。

 EUの通貨統合のような体制維新が、10年経っても動揺するのは、ある意味で当然のことかもしれない。

JPモルガン証券日本株ストラテジスト:北野一
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111213-00015301-diamond-soci


 私は不精者なのでお歳暮を贈ったことがないのだが、それでもお歳暮をいただく機会はある。達筆な字でメッセージが添えられていたりしようものなら、感謝と同時に申し訳ない気持ちになるものだ。さすがの私でも、来年からはお歳暮とお中元を贈れるような“いかしたオトナ”になりたいな、とふと考えてしまう。結局、年賀状を送るにとどまるのだけど…。

● 約半数がお歳暮贈る予定アリ。 20代では28.9%と低調な結果に

 さて、そんな私が意外だと感じたのは、アサヒグループHDによる20歳以上の全国男女654人を対象にしたアンケート調査だ。この冬、お歳暮を贈るかどうかについて聞いたところ、「送る予定がある」が42.7%。「検討中」が12.2%。「送る予定はない」が45.1%ということになった。“検討中”の人をどちらに加えるか意見が分かれるところだが、約半数がお歳暮を贈ることを前向きに検討している模様だ。

 気になるのは世代別の回答。やはりというか50代・60代は送る予定があるという人の割合が高いが(50代は62.3%、60代は73.7%。いずれも「予定あり」と「検討中」の合計)、社会人になってまだ数年の20代は28.9%と低調だった。

 一方、これから社会の中核を担っていく30代で「予定あり」と「検討中」と答えた回答者の合計は53.2%となっており、意見が真っ二つに分かれていた。この結果、私としては意外と率が高いと思ったのだが、いかがであろうか。

● 今も昔も変わらないお歳暮の人気の商品 しかし、購入方法に変化が…

 では、お歳暮ではどんな商品が人気なのだろうか? もらって嬉しいギフトを調査したところ、1位はビール(27.1%、複数回答含む。以下同様)、2位は商品券(13.5%)、3位はハム・ソーセージ(11.5%)となった。「いつでも食べたい(飲みたい)ときに消費できる品」というのが理由だろう。加工肉やアルコールは日持ちするし、商品券は使いたいときに使用できる。時期を選べると言うことは、最近は年末や年始に海外旅行に出るケースが増えているのも要因かもしれない。4位以下は「お菓子・デザート」、「産直の魚介類」、「産直の野菜・果物」、「地酒」、「カタログギフト」など続く。今も昔もあまり代わり映えはしないようだ。

 一方で購入方法には時事性がはっきりと現れた。1位は「デパートや百貨店の店頭で注文」(44.8%)となったが、2位は「デパートや百貨店のインターネットで注文」(25.1%)となり、専門店のインターネット(10.9%)、スーパーマーケットのインターネットサイト(3.6%)と合わせて約4割の人がネットで注文を済ませていることになる。確かにこういう時ほどインターネット時代を便利だと思う機会はないかもしれない。

 今年らしい兆候としては、お歳暮選びで大事にするポイントとして、1位の「いくつあっても無駄にならないもの」(28.1%)の次に「安全・安心」が24.2%と2位に。もちろん、健康志向は以前から高まっていたが、今年は震災の影響もあるかもしれない。ちなみに、お歳暮の予算は3000円台と5000円台が大多数を占めた。

● 贈る相手は両親・親類が上位 恩師や仕事関係は伸び悩む

 最後に、誰にお歳暮を贈るか、という回答で最も多かったのは両親(54.0%)。2位は親類(51.0%)となっており、恩師(13.1%)、仕事関係(18.9%)は意外と伸び悩んだ。私はお歳暮と言えば恩師や仕事関係のイメージを思い浮かべるが、それも少し古い考え方なのかもしれない。確かに利害が発生する仕事関係では、お歳暮は好まれなくなってきているような気も…。賄賂だと思われかねませんからね。どちらにしても下心を持たず、送りたい人に素直に贈るのがお歳暮の醍醐味と言えそうだ。

 (プレスラボ 梅田カズヒコ)