http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111114-00000001-pseven-pol
大前研一氏は先日、原発事故の再発を防止するためのセカンド・オピニオンを東京電力、日立GEニュークリア・エナジー、東芝などの原子力専門家の協力を得てまとめた『「福島第一原発事故から何を学ぶか」中間報告』を細野豪志原発事故収束・再発防止担当相に提出した。以下は、大前氏の原発事故に対する解説である。
* * *
同報告書は、メルトダウンして放射性物質を撒き散らした福島第一原発と、同様の大地震・大津波に見舞われても事故にならなかった福島第二原発、女川原発、東海第二原発を比較した結果、その間には電源と冷却源を確保して緊急停止した炉心を冷やすことができたか否かの違いしかなく、したがって「長時間にわたる全交流電源喪失は考慮する必要はない」とした原子力安全委員会の設計思想が直接の事故原因である、と結論づけた。
つまり、福島第一原発事故は大地震・大津波による「天災」ではなく「人災」だったのである。
言い換えれば、どれほど大きな地震や津波に見舞われても(あるいは旅客機が墜落してきても、テロリストに襲われても)電源と冷却源を確保する設計思想であれば過酷事故を防げたはずだ。
仮に完全に水没してしまっても、「何が起きても電源と冷却源を確保できる」多重的・多様的な安全対策を施した原発でなければ、再稼働してはならないのだ(同報告書の詳細はhttp://pr.bbt757.com/2011/1028.htmlをご覧いただきたい)。
※週刊ポスト2011年11月25日号
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111114-00000000-diamond-bus_all
メガバンクが北米を舞台に、意外な金融機関の買収を狙っている。
今、数兆円規模ともいわれる資産の売却話が日本のメガバンクに舞い込んでいる。ギリシャを震源地とする欧州ソブリン危機の直撃を受けた欧州系の銀行が、延命のために保有資産の売却を加速させているためで、被害が軽微で相対的に資金余力のあるメガバンクが受け皿となった格好だ。
メガバンク3行は案件を精査している真っ最中である。そんななか、あるメガバンク幹部は買収案件の本命として、意外な名前を口にした。
「意中の相手は欧州系の銀行が米国に保有する地方銀行。なかでも米西部が基盤で、仏大手BNPパリバ傘下のバンク・オブ・ザ・ウエストが欲しい」。まだ売却打診はきていないが、売りに出たらぜひとも獲りたい案件だという。
メガバンクが収益拡大の重点地域に掲げるのは、いずれもアジアで、殺到する案件のなかにはアジア関連も少なくないと見られる。にもかかわらず、なぜ、同じくソブリン危機の余波に苦しむ米国の地銀なのか──。
その理由について、三菱東京UFJ銀行幹部は「もちろんアジアは大事だが、出資比率の上限などで規制が多く、一つの買収案件で大きな果実は見込めない」と解説する。その点、自由化の進んだ米国では資金さえあれば金融機関の完全子会社化も容易というのだ。
ただし、英国、カナダの銀行が相次いで米リテール部門を売却するなど、米国では外資による商業銀行の経営は難しいとされる。それでも日本勢は意に介さない。
成功事例があるからだ。三菱東京UFJ銀行が2008年に完全子会社化した米カリフォルニアの地銀ユニオンバンクがそれだ。三菱側が現地経営陣に経営を委ねることで、10億ドル近い業務純益を稼ぎ出す収益の柱の一つに成長させた。他のメガバンクも追随しようと地銀買収の検討を進めてきた。
しかもバンク・オブ・ザ・ウエストは今でこそ仏資本だが、前身は旧UFJ傘下の加州三和銀行。1970~80年代に、邦銀の米国進出の先兵として買収を繰り返し、その名を轟かせた異色の地銀だ。かつてのグループ子会社をルーツに持つこの地銀の買収は、三菱東京UFJ銀行にとっては悲願といえた。
ライバルの三井住友銀行も、ちょうど1年前に親会社の三井住友フィナンシャルグループが米国上場を果たし、そろそろ大きな実績が欲しいところ。同行幹部も「買収案件については、慎重に検討しているが、北米には魅力的な地銀が少なくない」と興味を示している。バンク・オブ・ザ・ウエストのほか、英大手RBS傘下の米地銀シチズンズなどの売却動向に目を光らせているとの見方もある。
危機がイタリア、スペインに飛び火すれば、欧州系銀行がさらなる資産売却を迫られるのは必至で、メガバンクの海外勢力図が大きく塗り替えられる可能性もある。
(「週刊ダイヤモンド」編集部 新井美江子、山口圭介)
メガバンクが北米を舞台に、意外な金融機関の買収を狙っている。
今、数兆円規模ともいわれる資産の売却話が日本のメガバンクに舞い込んでいる。ギリシャを震源地とする欧州ソブリン危機の直撃を受けた欧州系の銀行が、延命のために保有資産の売却を加速させているためで、被害が軽微で相対的に資金余力のあるメガバンクが受け皿となった格好だ。
メガバンク3行は案件を精査している真っ最中である。そんななか、あるメガバンク幹部は買収案件の本命として、意外な名前を口にした。
「意中の相手は欧州系の銀行が米国に保有する地方銀行。なかでも米西部が基盤で、仏大手BNPパリバ傘下のバンク・オブ・ザ・ウエストが欲しい」。まだ売却打診はきていないが、売りに出たらぜひとも獲りたい案件だという。
メガバンクが収益拡大の重点地域に掲げるのは、いずれもアジアで、殺到する案件のなかにはアジア関連も少なくないと見られる。にもかかわらず、なぜ、同じくソブリン危機の余波に苦しむ米国の地銀なのか──。
その理由について、三菱東京UFJ銀行幹部は「もちろんアジアは大事だが、出資比率の上限などで規制が多く、一つの買収案件で大きな果実は見込めない」と解説する。その点、自由化の進んだ米国では資金さえあれば金融機関の完全子会社化も容易というのだ。
ただし、英国、カナダの銀行が相次いで米リテール部門を売却するなど、米国では外資による商業銀行の経営は難しいとされる。それでも日本勢は意に介さない。
成功事例があるからだ。三菱東京UFJ銀行が2008年に完全子会社化した米カリフォルニアの地銀ユニオンバンクがそれだ。三菱側が現地経営陣に経営を委ねることで、10億ドル近い業務純益を稼ぎ出す収益の柱の一つに成長させた。他のメガバンクも追随しようと地銀買収の検討を進めてきた。
しかもバンク・オブ・ザ・ウエストは今でこそ仏資本だが、前身は旧UFJ傘下の加州三和銀行。1970~80年代に、邦銀の米国進出の先兵として買収を繰り返し、その名を轟かせた異色の地銀だ。かつてのグループ子会社をルーツに持つこの地銀の買収は、三菱東京UFJ銀行にとっては悲願といえた。
ライバルの三井住友銀行も、ちょうど1年前に親会社の三井住友フィナンシャルグループが米国上場を果たし、そろそろ大きな実績が欲しいところ。同行幹部も「買収案件については、慎重に検討しているが、北米には魅力的な地銀が少なくない」と興味を示している。バンク・オブ・ザ・ウエストのほか、英大手RBS傘下の米地銀シチズンズなどの売却動向に目を光らせているとの見方もある。
危機がイタリア、スペインに飛び火すれば、欧州系銀行がさらなる資産売却を迫られるのは必至で、メガバンクの海外勢力図が大きく塗り替えられる可能性もある。
(「週刊ダイヤモンド」編集部 新井美江子、山口圭介)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111114-00000005-pseven-int
11月2日から『めざましテレビ』(フジテレビ系)を休養していた大塚範一キャスター(63)は、4日後の6日、突然、急性リンパ性白血病であることを発表した。
いまベッドで横たわる彼の首には管が繋がれ、そこから抗がん剤を投与する治療が行われているという。
急性リンパ性白血病とは、いわゆる血液のがん。いったん治っても再発するケースも多く、5年以上生存できる確率は30~40%と、決して高いとはいえない。
そんな大病にもかかわらず、大塚さんは、冒頭の電話で、「来年の3月4月には完全復帰したい」と力強く宣言した。だが大塚さんには、これから厳しい闘病生活が待っている。
2年にわたって、白血病と闘い続けたお笑いコンビ・カンニングの中島忠幸さん(享年35)の日記には、凄絶なまでの日々が綴られている。
<あまりの胃の痛みに次から次へと、ちがう医者がおなかを見に来る。しょっちゅうレントゲン。30秒おきにやってくるふくつうを、もう何時間たえたかわかんなくなってきた>(2004年12月21日)
また2006年に大塚さんと同じように急性リンパ性白血病を患いながらも、闘病9か月で克服した千葉県がんセンター・植田健医師は抗がん剤治療の苦しみについて、こう振り返ってくれた。
「抗がん剤の副作用で、吐き気が強くて食事ができないときもありました。また毛も全部抜け落ち、顔も水ぶくれのようにパンパンに膨れあがりました。不安から眠れない夜もありました。でも悪いことが頭に浮かんだら、その思考はいったん断ち切って、いいことばかりを考えるようにしました」
客観的に事実と向き合い、病気と闘ったことが植田医師を生還させたという。
※女性セブン2011年11月24日号
11月2日から『めざましテレビ』(フジテレビ系)を休養していた大塚範一キャスター(63)は、4日後の6日、突然、急性リンパ性白血病であることを発表した。
いまベッドで横たわる彼の首には管が繋がれ、そこから抗がん剤を投与する治療が行われているという。
急性リンパ性白血病とは、いわゆる血液のがん。いったん治っても再発するケースも多く、5年以上生存できる確率は30~40%と、決して高いとはいえない。
そんな大病にもかかわらず、大塚さんは、冒頭の電話で、「来年の3月4月には完全復帰したい」と力強く宣言した。だが大塚さんには、これから厳しい闘病生活が待っている。
2年にわたって、白血病と闘い続けたお笑いコンビ・カンニングの中島忠幸さん(享年35)の日記には、凄絶なまでの日々が綴られている。
<あまりの胃の痛みに次から次へと、ちがう医者がおなかを見に来る。しょっちゅうレントゲン。30秒おきにやってくるふくつうを、もう何時間たえたかわかんなくなってきた>(2004年12月21日)
また2006年に大塚さんと同じように急性リンパ性白血病を患いながらも、闘病9か月で克服した千葉県がんセンター・植田健医師は抗がん剤治療の苦しみについて、こう振り返ってくれた。
「抗がん剤の副作用で、吐き気が強くて食事ができないときもありました。また毛も全部抜け落ち、顔も水ぶくれのようにパンパンに膨れあがりました。不安から眠れない夜もありました。でも悪いことが頭に浮かんだら、その思考はいったん断ち切って、いいことばかりを考えるようにしました」
客観的に事実と向き合い、病気と闘ったことが植田医師を生還させたという。
※女性セブン2011年11月24日号