第79話 鳴声 | 紙コップのブログ

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『ヤケクソか…?浄一、君のスタンドは私には勝てないよ。…さあ終幕と行こうか、我が「ロスト・ホライズン」よ…ッ!!』













ジャラララッ



















『ウオオォォォッ!!「ムーン・リバー」ッ!!鎖を奴に巻き付けろォォォッ!!』























ガシッ!!
















『…無駄だな。「ロスト・ホライズン」…「巻き付ける力を無に」…』
















ジャランッ













鎖が力なく地面へ…!?

















『…ならば!地面の破片を鎖に巻きつけてぶつけてやる…ッ!「ドラァッ!!」』















『…無駄だというのがわからないのか?…こんなもの避けるまでもない。』
















…!?スタンドの拳で跳ね返すだと…?!
















『…避けなさいッ!浄一ッ!!』














グオオオオオオッ















『…クッ!避けられないッ!!』













僕が放った床の破片の石が僕自身に当たる…!















…ペチン。

















『……え?…………痛くない?』





















『……グアアッ!…拳に……ッ!?』













王城の叫ぶ声が聞こえた。


















『……王城の手のひらを尖った石のようなものが貫いている…?…浄一ッ!あなた一体何を……!?』






















『…僕は何もしていない…。そして跳ね返ったはずの攻撃も全く痛くない……。一体何が起こってる…?』



















『…チッ。…何をした?…いつの間にか攻撃を受けていたようだが……』




















……離れたはずの王城が目の前に!
























『…この距離なら完全に命を断てる…ッ!喰らえェェェェッ!!』















…「ロスト・ホライズン」の手刀が僕の頭上に!…この距離でそのスピードには僕のスタンドでは対応が……出来ないッ!




















『……浄一ッ!!』


































『………え?』





















王城が先に攻撃を仕掛けたはずなのに……攻撃を受けていない。
















…僕はそっと王城のスタンドが振り上げた手刀を見上げた。













…止まっている?…いや僅かに震えて空中で振り下ろすこともせずに留まっている?



















『…グッ…。グアァァァァ……。く、くそ……浄一……一体何を……した…!?』





















……!?















王城の腰から腹部にかけて尖った石のような、岩のようなものが貫通している……?!





















『……一体何が…?』




















『……浄一ッ!!一度王城から離れるのよ……
!』



















……状況を把握出来ない僕は、静さんの声で我に返った。



















……ダダッ



















『……静さんッ!……一体何が…!?静さんが攻撃を…?!』


















『わたしは何もしてないわ…!…でも王城の腹部に刺さっているものは「床から伸びてるモノ」……あれは…?!』


































『アナタノ能力でアリ、ワタシノ能力デモアリマス、マスター。』

























『……?静さん?今何て?』























『…?わたしは何も言ってないわ?』
























『……気のせいか?さっき聞こえた声は…?』

































『…ワタシノ声はアナタにシカ聞コエマセン。マスター。』




























…背中越しに声が…いや、頭の中で聞こえる…!!



























『…まさか、…お前か……?!































……「ムーン・リバー」!!?』


























To be continued