実りの秋、紅葉の秋、食欲の秋、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
様々な企業で研修をしていて、最近とみに感じることがあります。
それは、二方向の要請が益々強まっていることです。
ひとつは、業績を高めたいという組織の要請です。
もうひとつは、より働きがいをもって働きたいというそこに働く人達の要請です。
もちろん、従来からこの二方向の要請はありました。
そして、それに対する研修やコンサルも当然の様に行われてきました。
もちろん、素晴らしい研修やコンサルであると思うのですが、果たして充分に機能し、その要請に応えられてきたのでしょうか?
率直に言うと「否!」であったと私は思います。
その原因は「業績を高めること」と「社員の働きがい(やる気)を高めること」を別個に考えてきたからだと思っています。
そのひとつの表れとして、業績アップ研修やモチベーション研修は行われてきましたが、それを同時に実現するという研修は実施されてきませんでした。
だったら、「私がやろう!」とブレイクスルーリーダーシップ研修をやっております。
よく耳にしてきたことに、「業績アップコンサルを導入して、社員の人間関係が悪くなって、かえって社員のモチベーションが下がってしまった」とか、「社員に働きがいをもたらす研修は大事だと思いますが、今の業績では導入できない」といった言葉です。
そういった言葉を否定するつもりはありませんが、その言葉そのものに「業績」と「やりがい」を別個に考え、さらに言うと対立軸にしてきた観念を感じます。
「業績があがらないから社員が暗いのでしょうか?」
「業績があがり、給料をあげれば、社員は仕事にやりがいを感じるのでしょうか?」
「あたらずさわらずの波風の立たない関係を良い人間関係と呼べるのしょうか?」
「会社勤めをしすることは自分の夢をあきらめることなんでしょうか?」
私は「そうではない!」と言いきります。
そもそも、何かを得る為に何かや誰かを犠牲にすることは不自然です。
また、そういった従来の「成功モデル」が社会的にも環境的にも大きな代償を払ってきたと思います。
犠牲の上に成り立つ成功や幸福からブレイクスルーすべきです。
そのカギは「自己実現」です。
自己実現とは、その人が本来持っている能力や可能性を最大限に発揮し、自らの希望を実現していくことです。
そこに働く一人ひとりは組織の目標達成に向かって自己実現の道を進んでいく、「その人がその人という花を精一杯に咲かせていく」、そして、組織は似通った花が咲いているのではなく、「百花繚乱」の元気で美しい花壇になったいる。
それこそが、「真のオンリーワン企業」と言えるのではないでしょうか?
そのモデルをラグビーワールドカップで南アフリカに勝利する等の奇跡とも評せられる活躍をした日本代表チームにみることができます。
選手達は目標に向かって、一人ひとりが自己実現した時、信じられない様な結果を生み出せることを証明してくれました。
彼らは強い団結心と信頼で結ばれいました。
決して、表面的な関係ではありません。
それを可能にしたのは、彼らの元々の能力と日本人の持つ可能性を信頼し、強い愛情をもって本気で選手に立ち向かったエデイコーチのリーダーシップにあったと思います。
目指せ「自己実現カンパニー!」そして、エデイコーチの様な「ブレイクスルーリーダーシップ」です。