終演☆
「No.9〜不滅の旋律〜」
無事に、千秋楽を迎えました。
本当に今の時期、こんなに「無事に」という言葉に重みを感じることはないかもしれないですね。
まさに「無事に」です。
緊急事態宣言のタイミングも含め、カンパニー全員が本当に無事に、千秋楽の公演を迎えました。
この状況の中、劇場に足を運んでくださった方、
大晦日の配信公演をご覧になってくださった方、
観られずともエールを送ってくださった方、
そして、大変な公演をサポートしてくださったスタッフの方々にも
この場を借りて感謝したいと思います。
役者が気をつけるべきことももちろんたくさんあるんです。
それを「不便をおかけして…」と申し訳なさそうに言ってくださるのだけど
スタッフさんこそ、私たちの何倍も気を配ってくださったり、今までは必要なかったたくさんの作業が積み重なってたはずなのです。。
改めて、一人では何もできないものだなと思ったし、一人でなんでもこなす人を尊敬はするけれど、みんなで何かを作り上げることがしたいんだな、と思いました。
それはもちろん、同じ志を持った人たちで。
みんなが同じ方向を向いてなければ無理だったのだと思います。
いろんな思いが重なってしまったのでしょうか、最後の最後のベートーヴェンの指揮は今まで以上のフルパワーな思いを持って見とれてしまいました。
250年前に生まれたベートーヴェン。
天才だったし、傲慢みたいだし(笑)、自分の曲が後世に残る曲だとは思ったかもしれないけど、
まさか、異国の、それも日本人が自分をこんなに素晴らしく演じるとは思っても観なかったんじゃないかな。笑
いつか、我らがLudwig van goro Beethovenがウィーンの地で指揮をとる日が来ますように。
改めて、本当にありがとうございました!
終演、ということで、あえてのパンフレットの裏表紙。
裏もかっこよし。
2年前にメイクさんが作ってくれたヨハンナ・キューピーも楽屋の鏡前でずっと見守ってくれてました☆
そして、これから本番を迎える公演、稽古中の公演、すでに中止になってしまった公演、形が変わってしまった公演、いろいろ影響を受けて苦しい思いをしている演劇関係者の皆様を思うと心が痛みます。。
いつか必ず、めぐりめぐって報われますように。