年を取ると 朝 起きるのが早くなる。私も 例外ではない。
それと共に 寝るのも早くなったのだが 時々 深酒をしてしまい 寝るのが12時を過ぎる時もある。

現役時代を考えれば 寝るのが遅くなって12時過ぎ、というのは考えられない。12時と言えば これから盛り上がっていくところで 店を出たら 外が明るかった事など しばしば あった。そんな私が夜10時半ぐらいには寝て 朝6時に起きる生活をしている。

昨夜は タイガースが 久々に 勝利した事もあり 大阪の私のマンションの目の前にあるお好み焼き屋で気持ち良く呑んでしまい 随分 酔っ払ってしまった。 気が付けば 11時を回ってしまい キリの良いところで勘定を払い 道路を渡って マンションへ帰った。そのまま寝れば良かったのだが 酔っ払っていた私は 録画して溜っていたドラマを見るという とんでもない行動を取ってしまったのだ。

ほとんど泥酔しているのにもかかわらず、家に置いてある焼酎を飲みながら見ていた。お気に入りのドラマだったが 1時を過ぎたあたりで さすがに睡魔には勝てず ベッドに入った。

実は 私が こんな行動を取った背景には 「明日は 新幹線の中で寝ればいいや」という気持ちがあった。17日、6時33分新大阪発→東京行きの新幹線の中で爆睡すれば良いだろ、と安易な考えで夜更かしをしてしまったのだ。

ただ、6時33分の新幹線に乗るという事は5時過ぎには起きなくてはならないということで 朝 やっと起きた私は 昨夜の飲み過ぎを反省し 新大阪駅で「幕の内弁当」とスポーツ紙を買い 新幹線に乗り込んだ。

車内はガラガラで新聞を読んでいるうちに寝てしまった。遠くの方でかすかに「京都」というアナンスが聞こえた。ここまでは予定通りだったのだ。

するとそこに 60歳代後半の男女8名が私の一つ前の座席に乗り込んできた。しかも、リクライニングの座席を向かい合わせにして まるで 修学旅行みたいに騒いでいる。目の前の座席で しかも 通路を挟んで 8人でおしゃべりをされたらどうしようもない。静かな筈のグリーン車内が ガヤガヤ ざわめき立つ。

いゃぁ、腹立つこと、腹立つこと。

「うるさい !」と怒鳴りたい気持ちを抑えて イライラする怒りをなんとか静めて 耐え忍んで我慢していたが 京都から品川のこの2時間は地獄だった。60歳代の男女8名は 朝 早いのにもかかわらず 元気で 2時間 喋りっぱなし、また 笑い声のトーンも高い。

こっちは9時半から渋谷で打ち合わせを皮切りに 17日は 一日中 忙しい。おかげで大変な 一日の始まりになってしまった。最低限の車内マナーは守ってほしいものである。


さて、昨夜のタイガースだが 打線の組み替えが上手くいった形になった。
そもそも 1番・鳥谷、2番・上本、このオーダーを考えた人の理解に苦しむ。1番打者を選ぶ理由に出塁率の高さ、という条件が入る事は理解出来るが 3番打者も出塁率が高く かつ勝負強く、そして 長打力のある人がうってつけだ。

一方、2番打者の条件は バントの技術はもちろん、エンドランや進塁打など器用にこなせる人がベストだ。盗塁が出来れば尚更よしだ。その点、上本は 器用ではない。バントやエンドラン、進塁打を上手くこなせるように要求すれば 本来のバッティングが出来なくなるのは当然の結果である。

1番・上本、3番・鳥谷というのが タイガースの選手の中では適任者である。問題は 2番打者だ。私の考えでは 現在 タイガースに在籍している選手の中では 大和が適任である。今の調子ではスターティングメンバーから外されるのは仕方ないが調子を取り戻す事が出来たなら 適任者は大和だ。

そうなると西岡の起用が難しい。昨夜の試合、1回 表、0死 1塁で 打者・西岡の場面。3球目、外角のスライダーを上手くレフト前にヒットした。1・2番の連打が大量点に繋がった。西岡らしいヒットだったが 2番打者としては 疑問が残る。

西岡の頭の中には バッテリーは外角を攻めてくるだろう、という予測はあったと思う。だから、逆らわず レフト方向へ打っていく事はシンプルで理にかなっている。

ただ、2番打者というものは 外角の球をあえて引っ張って ゴロを転がしランナーを進塁させ、 最悪 1死 2塁の形で クリーンアップへ繋いでいく、という考えが基本である。

つまり、自分がアウトになっても、という自己犠牲が2番打者には求められる。

もしかしたら、西岡は 新しいタイプの2番打者になるかもしれない。私が持つ、2番打者という概念を打ち破る2番打者になるのかもしれないが 今のところ 私の考えでは 適任者ではない。

西岡が、どのような2番打者になるのか、注視したい。私の概念を打ち破るのか、予想どおりなのか、楽しみが増えた。

さぁ、今日から甲子園での巨人3連戦。良い試合になる事を期待している。