試合が終わった瞬間、何とも言えない気持ちになった。

どのような言葉で、この気持ちを表現したら良いのか、その言葉が見つからない。

やっぱり、今年もダメだった。

今年のタイガースの取り巻く環境がタイガース有利に働くので 今年は やってくれる、と思い込んでしまっていたようだ。もしかしたら、無理やり思い込むようにしていたのかもしれない。

私の思い違いで ブログ読書の皆さんに ご迷惑をお掛けしたならば この場を借りて謝罪致します。ほんの1週間前までは優勝を狙える一番手にいたのに そして、戦力も他の球団より 整っていたのに、このざまである。

たぶん、タイガースの外国人選手 4人は 4人ともタイトルを獲るだろう。マートンは首位打者、ゴメスが打点王、メッセンジャーが最多勝と最多奪三振、呉 昇桓がセーブ王、それぞれ タイトルが取れる位置にいる。

助っ人が助っ人らしい働きを見せている一方で 日本人選手も頑張っている。上本は 西岡の穴を埋めた。今成もサードへのコンバートもありながら頑張っている。新井兄弟も試合出場機会が少ない中、それなりに頑張っているし、新人の梅野もハツラツとプレーしている。鳥谷も全試合 全イニングに出場し チームに無くてはならない存在だ。

他の球団から見れば 羨ましい限りである。タイガースファンとしては 物足りない部分もあるだろうが 他の球団から見れば この戦力は羨ましいとしか言いようがない。

そんな他球団が羨むチームが こんなにも「体たらく」なのは、メンタル面に問題を抱えている事に間違いはない。しかし、プロフェッショナルのチームが メンタル面に問題を抱えているというのはなんとも情けない。

私は内部の人間ではないので その理由は分からないが 内部にいた事もあるのである程度、想像は出来る。奥歯に物が挟まった言い方でしか、表現出来ないが 選手うんぬんの問題より 違う所に問題があると私は思う。この「違う所」を改善しないと毎年、同じような事を繰り返す。

幸いなことに巨人も広島も負けた。巨人もDeNAやヤクルトへの苦手意識を改善する事が出来ず、広島も相変わらずビジターでは力を発揮出来ない。三者三様に問題点を抱えたままだ。

往々にして、優勝するチームであるならば この時期、下位チームには取りこぼしをしないのだが 阪神も巨人も広島も取りこぼした。

まだまだ、チャンスがあるということだ。明日からの巨人・広島の6連戦がすべてである。千載一遇のチャンスをものに出来るか、やっぱりダメ虎なのか、ハッキリするだろう。
ダメ出しをするのは 結果を見てからでも遅くない。1%でもチャンスが残っているなら最後まで応援したい。ただ、冷静に判断すれば裏切られる可能性が高い。もう 何年も 裏切られてきたからだ。

もしかしたら 何十年という人もいるかもしれない。確かに過去の経験から考えれば タイガースが不死鳥のように蘇るなど想像しにくい。とは言っても、ものはついでに もう少し、期待を込めて応援してみよう。

「裏切られる」ことは承知の上で 応援しようではないか。私は2000年からタイガースに関わっているが タイガースファンの多くは タイガースの悪口を言いながらタイガースを応援することに慣れているように思える。

明日からの6連戦、「そんなに期待はしていないが」と言いながら 、或いは「絶対に無理だよ」と言いながら 密かに期待を込めて応援したい。