昨夜の試合は 見事、一昨日のリベンジを果たした。

こう言っといてなんだが以前、アメリカに住む友人から「リベンジ」という言葉は語感が強く 昨夜の試合のような場合に用いることは適切ではない、という事を聞いた。

リベンジという言葉には「積年の恨みを晴らす」とか「憎しみを晴らす」という強い語感があり、アメリカ人が聞くと不愉快になるそうだ。

ただ、そうは言ってもアメリカ人が不快にならない言い回しが正確にはどうなのかはわからないが、日本人の感覚では昨夜の試合は 素晴らしい「逆襲」だったと言えよう。

3-0からの逆転勝ちは まさしく 一昨日と同じ状況で これで 五分と五分だ。今日、勝った方が 広島カープと一騎打ちになるだろう。

私の予想だが 三つ巴から1チームが脱落するとしたら ジャイアンツしかない。もちろん、これは 私の勝手な予想で 第六感だ。

例年のこともあり、タイガースファンの方は ジャイアンツを過大評価する傾向が多く 脱落するのはタイガースだと思っている人が多い。

昨年のように いつ 失速するか不安に思っている人が多いが 今年は 大丈夫だ。

ただし、「よっぽど」の事がない限りである。これも 私の勝手な予想だが どうやら 今年は「よっぽど」が起こらないようだ。

昨夜の試合、1-3と リードされてた 8回表 0死 1・2塁の場面 バッターボックスには鳥谷が入った。私は バントやセフティバントのサインを和田監督が出すのではないか、とハラハラして見ていた。

結果は 鳥谷を信じて 普通に打たせた。鳥谷が結果を出した事も去る事ながら 和田監督が鳥谷を信じて 打たせた事が嬉しかった。

これなら大丈夫だ。「よっぽど」は起こらない。

4番バッターや助っ人の外国人にバントをさせる監督というのは 自己顕示欲が強く、自分に酔ってる監督が多い。クリーンアップや外国人にバントをさせるという事は 選手を信頼していない証拠で 選手もその監督の考えが分かるから モチベーションが上がらない。

「お前に任せた」という監督からの意思表示がどんなに心強いか。選手を信頼する事は チームの指揮に直結する。

1番から9番まで 適材適所というか、それぞれに役割分担がある。塁に出る人、繋ぐ人、そして それを返す人。この役割分担がキチッと出来るチームは強い。

タイガースは この理想の形になりつつある。4番や外国人にバントをさせるチームには負けて欲しくないしタイガースには、そんなチームになって欲しくない。今日の試合も スカッとする試合を期待している。