いやはや、なんとも後味の悪い試合になってしまった。

すべてはマートンの退場から始まったわけだが これは選手の管理能力の問題と言わざるを得ない。

以前にも ブログに書いたが監督はスーパーマンではない。まして、英語が話せるわけでもない。それを補う為に外国人を管理する担当の人間がチームに帯同しているわけで 今回の退場劇はその担当を含めた首脳陣の責任でもある。

選手管理能力の有無が このような問題を いつまで経っても解決できない理由であると私は思う。マートンの騒ぎは もう たくさんだ。

問題のあの打席、大瀬良の投げた3球、すべてがストライクである。よしんば、ボールであったとしても マートンの言動は許せる範囲を越えてる。

打てば 、活躍すれば なんでも許されるわけではない。これだけ度重なれば NPB(日本野球機構)から 重いペナルティーを与えられても仕方がない。

どんな裁定が下るのかわからないが 3度目となるマートンの退場に重い処分を求める声は大きい。

もちろん、マートンがいない打線は 凄く 痛い。だからと言って 度重なるマートンの悪態を許すわけにはいかない。

タイガースファンにとって、また、優勝争いをしている真っ最中、マートンがいない事は 大変 痛手だが 「バカ ガイジン」なんて 自ら発言し 次の日にケロっと試合に出場するマートンも どうかと思う。

複雑な心境だが マートンが改心してくれることを ただただ 祈るばかりだ。

さて、その一方、能見は 素晴らしいピッチングを見せてくれた。あえて、言うなら 7回が限界だった。

7回裏 0死 2塁、梵の初球、とんでもない暴投が それを物語っていた。5回表 先頭打者で能見が出塁してから ずいぶん 塁上に立たされた。エンドランのサインを出され 走らされた。

105球の完投負けだが 球数以上に体力を使ったと思う。何しろ 毎回のようにランナーが出て 毎回のようにスコアリングポジションにランナーがいるわけで 「今度こそ、点を」と 心の中で祈る能見の心理を考えれば 精神的にも疲れただろうし 本当に気の毒である。

9安打 8四球も12残塁。不甲斐ない試合だった。日々新たなり、心機一転、転機を図る色んな言葉はある。いずれにせよ、今日は スカッとする試合を期待している。