一つのミスから 大量失点する事は多々あることだ。

いつも 思うことは すべてのミスが失点に繋がるわけではないということ。 また、 先頭打者の四球も すべて 失点に繋がるわけではない。

これらのミスから失点する確率は高い、と言う人も多いが きちんとデータを取って言っているわけでもなく イメージ的に多い、と言っているのだと思う。

6回表のダブルプレーを取れる所を 上本が握り損ねて ダブルプレーが取れず そこから 3失点しているが これも同様、ダブルプレー崩れが すべて 失点するわけではない。

失点の原因を探れば ミスが絡んでいる時が 多いことは確かだ。しかし、逆にミスをカバーしている時も多く そちらの方は あまり 記憶に残らない。ミスによる失点は印象が強く、より多く 記憶しているので そのようなイメージになるのだと思う。

これに似たようなことが 投手交代だろう。投手交代が上手く行ったことより 継投をミスしたことの方が明らかに記憶に残る。

それにしても、4回 2/3 2失点 あの場面で代えるのか?しかも、鶴とは ビックリである。

岩崎は 前回 5回 1失点で降板している。もう少し 投げさせてやって欲しかった。

4回裏 1死 1塁 打者緒方の場面、カウント2-2から ヒット・エンド・ランのサインを出したが 投球が完全なボール球で 三振ゲッツーになってしまった。いつもの事だが 残念である。

結果論で言えばあの場面、1球 待てば 3-2になり 自動的にラン・エンド・ヒットが掛けられた。あそこで 辛抱できるか、できないか、が 監督としての「器」なのだろう。

したがって、昨夜の試合、何が痛かったと言えば 内野手がダブルプレーを取れなかったことや 外野手がクッションボールを取り損ねることより無謀なエンドランと継投ミスということになる。

昨夜の試合、7回裏 ゴメスの3塁ゴロの時 2塁走者の大和がタッチもされていないのにアウトになり 和田監督が抗議する場面があったが 走者が野手のタッチをかわすとき 逃げられる範囲が決められている。その範囲は 3フィートである。

これは 右にも左にも 3フィート逃げることができるのだが 1フィート 30.48㌢で 約 91㌢ということになる。3フィートは 1ヤードで 手を地面と水平に上げた時の指先から鼻の頭ぐらいの距離で ちょっと逃げても たいがい 3フィートを越えてしまいアウトになる。

誰が このルールを作ったのか分からないが 野球のルールを知れば知るほど 非常に不思議なスポーツで奥深い。

1フィートは 足の大きさというから アメリカ人は昔から足が大きい。投手のプレート板は 2フィート、つまり、右から投げても 左から投げても良いように 足が 2つ分ということだ。

ホームベースの横幅は 17インチ、硬式ボールが横に6つ並ぶ。ちなみに 1インチは 2.54㌢で 12インチが1フィートである。

日本のルールブックは フィートやインチを メートルやセンチメートルに直して表記してある。インチやフィートから野球のルールを知ると 実に 不思議なスポーツである。

明日からの日本ハム戦は 北海道で行われる。「日々新たなり」気持ちを切り替え 北海道のタイガースファンに エキサイティングな試合を見せて欲しい。