スターティングオーダーを見て 最近 よく思う事は「また、鶴岡か」である。

何も 鶴岡が悪い、という訳ではない。今のベンチ入り捕手(今成は除く) 3人の中で 信頼性で言えば一番だろう。しかし、先日のブログでも書いたが 清水とそんなに差があるわけではない。

藤井の登録抹消以降、ほとんど、スタートは鶴岡がマスクをかぶる。鶴岡が今年で38歳、藤井が39歳である。この年齢では盗塁をセカンドで刺す事も これから 益々 大変になる。

配球にしても 鶴岡の配球は 主戦捕手としては 物足りず 一年間を任せられる捕手ではない。主戦捕手がいて その時々で彼がマスクをかぶった時に 初めて 彼の良さが出てくる。

もちろん、鶴岡も鶴岡なりに成長しているのだろうけど 今の段階では 優勝を目指すチームの主戦捕手としては 物足りない。かと言って 清水なら 主戦捕手になるか、といえば これもまた課題が多い。

どうせ、どちらも 主戦捕手の条件を満たしていないなら 時々は 清水を先発で起用しても良いのではないか、と思うのだ。

これは捕手を育てる良いチャンスである。昨夜の試合、先発の能見の出来は 最高点が100点だとすれば、80点前後の出来栄えだった。簡単に言うと 昨夜の能見の出来は 取られても3点だ。相手チームに長距離砲がおり ランナーがたまったところでガツンと、いうのがなければ マックスで取られても 3・4点だろう。ただし、取られても3・4点のケース、 捕手のリード次第では 完封だってあり得るのだ。

例えば、初回 筒香に初球をレフト前に運ばれたのも 入り球を間違えているし バリディリスのタイムリーも金城のタイムリーも配球次第では 十分に防げた。

しかし、鶴岡が間違えたのは 5・6球だろう。だが、能見が投げた131球のうち たった5・6球 配球を間違えても ランナーを置いて配球ミスすれば 3・4点は獲られてしまうのだ。

鶴岡も反省しているだろう。また、この失敗が彼を大きく成長させるかもしれない。私が 清水も時々 起用するべきだ、というのは このような経験を清水にもして欲しいからだ。

藤井や鶴岡の年齢を考えれば あと 2・3年後には 捕手問題も起こるだろう。今から 育てないと間に合わない。

「転ばぬ先の杖」2・3年後は 誰が 監督になっているかわからないが タイガースは存在する。将来のタイガースの為に もしかしたら 和田監督にとっては 次の監督の為になるかもしれないが将来のタイガースの為に捕手を育てて欲しいと切に願っている。