いよいよ、2014年のシーズンが始まった。

タイガースが今年一年、どんな戦いを見せてくれるのか楽しみだ。ただ、あまり、期待をしていない。注目はしているが期待はしていない。

だから、良い意味で期待を裏切って欲しい。昨年 秋キャンプからドラフト、トレードに春のキャンプを見てきて、チームにビジョンが無いように見えてしまう。悲しいというか、残念である。

これはあくまで、私の推測だが、DeNAにFAした久保の人的保証で鶴岡を獲った主な目的は DeNAの弱体化を狙った意味合いが強く タイガースを強くする為、またはジャイアンツに勝つ為の編成でなかったように思える。もし、本当にそうなら鶴岡の人生を踏みにじっている。鶴岡を戦力として獲得したわけではなく 相手チームの戦力ダウンの為に獲得したのだ。

色んな考え方はある。ファンの人達にも色んな意見があるだろう。賛否両論あると思う。私は「否」の方である。まっ、ビジョンがないのは 今に始まったことではない。

開幕戦のベンチ入りメンバーを見ると 投手 11人、野手 17人である。京セラドームに戻ってドラゴンズ戦が終わる頃には 投手12人、野手16人になっているだろう。

おそらく、鶴・金田・二神の投手の中から 1人 抹消され、坂・緒方の野手の中から1人抹消される。そこに、藤浪と秋山が登録され 投手12人、野手16人となると思う。

まさか、梅野は抹消しないだろう。先日の1軍登録の際、結果を残した伊藤和を「結果よりもバランスを考えて」と言って支配下登録もしなかった。
それと同様に、結果よりバランスを考え 梅野を落とすのなら、若手は何を目標に頑張ったら良いか分からなくなる。目標を失えば 「やる気」といったモチベーションが失墜する。チームにとって何も良い事がない。そうならない事を願うばかりだ。

さて、昨日の試合、4点差を逆転されてしまった。2死からの失点が悔やまれる。

3回裏の4失点も2死 ランナー無しからの失点だ。長野に対し、3-2とフルカウントから外角低目の決め球であるフォークボールを見事にライトに打ち返されてしまった。それから、村田・阿部と連打され ロペスに これまた能見の武器であるチェンジアップを右中間フェンス直撃の2塁打を打たれてしまった。ただ、失投ではない。長野に打たれたフォークボールもロペスに打たれたチェンジアップも アウトコースにコントロールされていた。

4回裏も 2死ランナー無しから 坂本に本塁打されてしまった。そして、5回裏も せっかく2死 まで来たのだが 橋本にライトオーバーの2塁打を打たれ追加点を取られてしまうのだ。

能見の代えどきを見間違えたベンチは 続投を選択して 試合を台無しにした。能見は コントロールはまずまずだったが ホームベース付近の「切れ」がなかった。

能見の調子を計るバロメーターは、 打者がボールになる変化球を振るのかどうか、である。昨夜は ジャイアンツ打線がボール球を振ってくれなかった。開幕戦ということもあったと思うが心配である。

あくまで「144分の1」だが、次回が非常に気になる。キッチリ修正して能見らしいピッチングを見せて欲しい。