ペナントレースの順位が決定する中 各チームがやる事は 自ずと違う。

来季に向けての若手の起用だったり、引退する者のイベントだったり、或いはCSの為の調整だったり 各チーム それぞれだ。

では、タイガースがやる事は何だろう。それは 間違いなく CSへ向けての調整だ。

特に 調子を落としている人達の調整は 急務だ。残り、昨日の試合を入れて3試合、何とか 良い方向へ行く「きっかけ」みたいな物を掴んで欲しいのだが 肝心な調子の悪い人達は「休養」にしてしまった。

今日の試合が終われば、中2日間 空く。そこで、休養にすれば良い話である。もし、不調の原因が 「ケガ」や「疲労」なら休養する事に理解はできる。

ケガや疲労は 内部にいる人でないと分からない情報なので もしかしたら 私の指摘は「トンチンカン」かもしれない。だが、それならば、なおのことベンチに座ってないで 休養や治療の時間に専念するべきだ。

12回 代打西岡にしても あそこで出る限り それなりの準備が必要になり 疲れは取れない。福留にしても新井貴にしても 彼らが調子を上げて行かないと 日本シリーズへ駒を進める事は出来ない。何しろ、マートンの次の打者がCSを勝ち抜くカギを握る可能性が高いのだ。

ファンの中には 最近のタイガースの調子を見て 半分 諦めている人もいるだろうが まだまだ 分からないし 私は 充分にチャンスがあると思っている。だから、少々 キツ目のコメントになるのだが 12日からのクライマックス・シリーズに 何としてでも巨人を倒してもらいたい。その為には やる事が あるでしょ?と、言いたいのだ。

ランナーが 1・2死で塁に出れば 判を押したようなバント。しかも、明らかに ダブルプレー怖さの作戦だ。昨日も 8回 俊介にセフティバントをやらせているが セフティバントの欠点は イン・ハイ(内角高目)に投げられてしまう事だ。

案の定、上本の脚力でなかったら ダブルプレーのケースだった。

10回 0死 1・2塁 柴田にしてもセフティ気味にバントをやろうとしているから構えるのが遅い。だから 失敗をするのだ。

バントはバント。打つなら打つ。指揮官が腹を決めてサインを出さないから やる方も いつも 中途半端になる。

あわよくば 自分も出塁しよう、あわよくば アウトになっても走者を進塁させよう、なんて 中途半端な考えだから 上手く行かない。

確かに そのような場面はある。しかし、そうではない場面もあるのだ。

特に 経験の少ない選手には バントならバント、打つなら打つ、を ハッキリ指示した方が結果は良くなる。 とかく若手はその方がプレーしやすいのだ。

宮本の引退試合という他、何の面白みもない試合だった。

ただ、バレンティンの本塁打は 凄かった。ライトスタンドに弾丸ライナーだ。年俸 8500万円 オプションが5000万円付いても 1億3000万円(推定)というから 更に ビックリだ。

さて、今日は ひーやん(桧山)の引退試合だ。お天気が心配だが 思い出に残る感動的な試合になって欲しい。幸せな男の晴れ舞台、最後の見納めだ。