9月10日、ヤクルト-広島戦 5回 2死2塁 7-2で広島が リードしている場面で バッターボックスには バレンティン。マウンドには 1打席目に 本塁打を打たれた エース前田健太というシチュエーションで 広島は 敬遠の作戦を取った。

誰の指示で こんな事が起こるのか分からないが、野球に携わる者として「恥ずかしい」限りだ。

さぞかし、マエケンも 無念だったであろう。DeNA戦でも 同じような事があった。また、バース、ローズ、カブレラの本塁打記録に迫った時も 同様な事があった。

私は、あの広島戦を見て こんな恥ずかしい事は もう 起こって欲しくないと願っていた。だから、13日からのヤクルト戦でバレンティンと対戦する タイガースの投手陣は「正々堂々」戦って欲しいと心から願っていた。

実に 気持ちがいい。


何かスカッとした気持ちだ。スタンリッジも久保田も「お見事」だった。言う事なしだ。

他の球団が 真っ向勝負を避ける中 タイガースの投手陣は 正々堂々と戦った。どんな考えで「敬遠」という判断に至ったか理解出来ないが 戦略とか戦術とか以前の話だ。

もちろん、「敬遠」するシチュエーションはある。得点差、イニング、アウトカウント、次打者などを考慮して敬遠する時もあるだろう。しかし、7-2とか、DeNAも 同点だったが ランナー無しで敬遠の指示を出すのは 選手も傷つけるし なによりファンを無視した行為だ。

しかし、タイガースが良い手本となった。これで、他の球団も勝負をせざるを得ないだろう、と思うのだが DeNAと広島は 分からない。

とにかく、昨夜の試合は 何か 久しぶりに晴れやかな気持ちになった。だいたい最近はタイガース戦を見ていれば 試合後 必ずと言っていいくらいストレスがたまる。特に 今週は尚更だった。試合中も 愚痴ばっかりだ。

打順や先発メンバーや 選手登録の有無まで不満ばかりだったが 久しぶりにスカッとした。

ただ、打線は まだまだ お寒い限りだが、今日のところは目をつぶろう。

「新井、8試合ぶりの打点、ベテランの一振りがチームを救った」なんて書いてある新聞もあったが 主軸が 8試合ぶりの打点で救うもなにもあるか、って言いたいところだが 今日は 我慢しよう。

今日の試合は 藤浪の登板だ。どんな結果になろうと「正々堂々」と戦って欲しい。まっ、藤浪なら心配ないだろう。