快勝だった。

西岡の先頭打者本塁打から始まり鳥谷の本塁打で勝負を決定づけた。

甲子園に集まったお客さんやテレビで観戦していたファンの皆さんにとってはさぞかし快い勝利だったでしょう。

このような試合が時々見れると野球関係者としはホッとする。

野球人気や甲子園の入場者数が微妙に減少する中、各チームが色んなサービスをしているが一番のファンサービスは試合内容を良くする事だ。その意味でも、昨日の試合は本塁打が7本も出て面白い試合だった。

ただ、小嶋の事が気にかかる。これで しばらくはチャンスが貰えないだろう。再び、チャンスが貰えるまで長い道のりとなる。

様々な葛藤があるだろうが前向きな気持ちで頑張って欲しい。小嶋にとっては残念だが、これに伴って別の若虎にチャンスが巡って来た。

特に歳内、秋山、岩本といった若い3投手にチャンスがきたことになる。和田監督の考えは岩田や鶴かもしれないが、私はこの3投手を押したい。


5月17日現在、パリーグの防御率の1位は成瀬、2位は摂津だった。両投手とも18日に打たれて防御率は上がってしまったが、このことから考えられるのはパリーグの打者が球速の速い投手よりコントロールの良い投手、もっと言うと、両サイドに曲がる変化球とそこに緩いボールを投げられる投手が苦手だということだろう。

だとすると、岩本は通用する。是非とも、岩本にチャンスを与えて欲しい。岩本がダメなら歳内、秋山にチャンスを与えて欲しいのたが、恐らく和田監督の考えは鶴なのだろう。

更に言うと、26日に藤浪が戻って来たらチャンスは交流戦が終わってからにずれ込んでしまう。それでも何とか若手投手3人にチャンスが訪れる事を願う。

さて、今日は西武戦。涌井と能見が先発する。西武打線は能見のフォークとチェンジアップに標準合わせてくると考えるのが普通だが、シンプルにストレートのタイミングで変化球対応の打者もいるだろう。

能見は藤井のサインにあまり首を振らない。だから、藤井のリードが試合を左右する。昨日の小嶋へのリードはところどころに「?」がついたが 今日は大丈夫だろう。

藤井は基本的に好投手のリードは上手い。しかし、往々にして少し能力の落ちる投手や調子の悪い投手のリードは悪い。

したがって、今日は大丈夫だ。昨日の勝利を活かす為にも今日の勝利は大切である。今日は藤井のリードを注視して観戦したい。