昨夜の試合、巨人に快勝したタイガースは 「さすがに勢いに乗っただろう」と、どんな試合をするのか楽しみだった。DeNAに勝つ事はもちろん、ゲーム内容にも期待していた。

また、メッセンジャーが前回の登板からどのように修正するのかも興味があった。

なので正直ゲーム終了後、あまりにもあっけなかった試合をどう評価して良いか分からなくなった。

昨日の試合は打線が、高崎を打ち崩したわけでもない。かといってメッセンジャーが、それほど良かったというわけでもない。

2回裏、藤井のボテボテの内野安打がなかったらあのイニングは次打者のメッセンジャーで終わっていたのだ。

幸先良く、2点も取りプレッシャーも解放された3回裏、0死 1・3塁はなんとまさかの無得点。

こういうことでは4試合連続完封、3連勝で喜んでいるファンも沢山いるだろうが 、なにか物足りないファンもいると思う。

いろんな楽しみ方があって良いのだが 私は昨夜の試合を見て、プロ野球全体の危機感を感じてしまった。

一言で言えば12球団であることの限界。球団の数を減らし濃縮する必要があるのではないか、と頭をよぎったのだ。

どこの球団を減らすとかの議論ではなく、プロ野球全体のレベルアップをどうしたら良いのか、という事を議論したいのだ。

もし、12球団を維持したいのならドラフトは完全ウェバー制にして順位の低いチームから指名出来る制度にしなくてはならない。巨人の長野や菅野一本釣りといったケースをなくす必要がある。

アメリカのMLB・NFL・NBAも全てウェイバー制だ。「特定の球団の利益の為の制度」を変えないと日本のプロ野球の未来がない。

現状では12球団中、黒字経営なのは3球団。多くの球団が何十億円という赤字を出している。'''このままでは ダメだ''' ふと、そんな思いがよぎる試合だった。

さて、これから 試合が始まる。岩田の立ち上がりを心配しながら、ファンの皆さんがに喜んでもらえる試合になる事を期待している。