2013年のタイガースは実に良いスタートが切れた。

今季は相手が嫌がるチームになりつつあるようだ。選手それぞれ 調子が良く特に西岡、マートンが目を惹いた。また心配だったコンラッドだが、初打席 0-2からのストライクからボールになるフォークボールを見逃せれば大丈夫だ。次の打席も1-2からボールになるフォークを見逃せた。連続で三振したボールは館山のベストボールなので仕方が無い。焦らずにプレーすれば 徐々に調子が出て来るだろう。

又、昨日の試合は 「球運」も味方した。ヤクルトの投手から見れば 打ち取った当たりがヒットになるケースも多かった。更に相手のミスにも助けられた。ヤクルトは 若い選手が多いのだが、その「若さ」が悪い方向に出てしまった。ショート森岡のエラー、ライト松井はボール球を振ってしまい、キャッチャー中村の配球ミスも目立った。 開幕という独特の雰囲気に呑まれてしまったのだろう。しかし、松井は26歳、中村はまだ23歳という若さだ。これらのミスは彼らの肥やしになるだろう。これから彼らがタイガースの脅威になる可能性は充分ある。今後ヤクルトと戦う時は彼らが要注意になってきそうだ。

しかし何れにしても、良いスタートだった。今季セリーグでジャイアンツと互角に戦える戦力を持っているのはタイガースだけだ。昨年 ジャイアンツに惨敗した借りを返すシーズンとして 期待が膨らむスタートが切れた事が何と言っても頼もしい。