野原祐也が戦力外通告を受けた。

今期は、6月に3試合、1軍の試合に出場したが、後はずっと2軍だった。

しかし、彼の今シーズンの2軍での成績は、打席数こそ70と少ないが、27本の安打を放ち、
打率:386
ホームラン:3本
打点:6点
だった。

この成績、27才という年齢、400万円前後の年俸、天性の打力や魅力あるプレースタイルなど、考えれば考える程、何故、戦力外になったのか、全く理解出来ない。

少なくとも、その成績や将来性から判断する限り、むしろ1軍で実戦経験を積ませるべき素材ではあっても、決して戦力外の対象になるような選手ではない。

私も含めて、何故、1軍に昇格させないのか、と日頃から疑問に思っていたファンも多いハズだ。

他の要因として、練習の姿勢、生活態度に問題があるのか、と勘繰ってしまう。

もし、選手としてだけの評価なら、きっと現場の選手達も、明確な基準を理解していないのではないだろうか。


好き嫌いの人事ではない事を願う。

1・2軍の低迷の責任を選手だけに押し付けるように見えてしまう。

昨夜の試合、無死満塁で金本と山本昌の戦いには 思わず 息を呑んだ。
しかし、結果は あっけなくセカンドフライ。
打って欲しかったなぁ。
色んな思いが両選手にあったと思う。
見ているファンも 同じく 色々な 思いで見ていたハズだ。
その中、私も 金本のホームランを期待していたのだが 残念である。

チームの勝利とは関係なく 彼のホームランが見たかった。

残り 2試合。私の予感で 全く アテにならないが 9日は 金本がホームランを打つような気がする。





(野球評論家)
広澤克実