まずは、新井のタイムリーの後、サンテレビの解説で
「今日は 勝ちました」
と発言した事に、視聴者の皆さんにお詫びします。

昨日の試合は、タイガースにとっても、ファンにとっても、ショッキングな試合だった。
改めて、7・8・9回のセットアッパー、クローザーの重要性を認識させられた。
しかし、ミレッジのプレーは、素晴らしかった。
新井のスライスしながら逃げて行く打球を見事なファインプレーだった。
スタート、中間の走力、すべて完璧だった。
そこに、イニング、点数差、場面を考えれば、最高のファインプレーだった。
あれを、まざまざと見せられた後 、比屋根の足の速さを見せつけられれば、名手の平野がエラーをしてしまうのも仕方ないだろう。
足の速さが尋常ではなかった。
赤星の入団当初を思い出す。


福原のアクシデントが心配だ。
筒井の蓄積した疲労も心配だ。
福原は年齢的にも回復力という問題、筒井は一年間を通して活躍した事がない。
疲労も溜まっているだろう。
打線の不調で、過度の登板による悪影響が出てきたかもしれない。
福原の離脱や筒井の不調は、チームの崩壊に繋がる。
福原には、一日も早く復帰して欲しいし、筒井には頑張ってもらう他ない。

ヤクルトの全員野球を目の前で見て、改めて、野球はチームスポーツだ、という事を認識させられた。
こんな野球を、タイガースにもやって欲しい。

敵から学ぶ事は、沢山ある。

「全員野球」
これも、又、野球の面白さである。





(野球評論家)
広澤克実