昨日の試合は、内容的には、13安打で4点(相手の西武は5安打で3点)という効率の悪さはあるが、逆転勝ちは評価したい。
只、良太、田上、大和と脇を固める選手の活躍であった事などを考えると、カンフル剤と考えるしかなく、長期的には不安が残る。

とはいえ、何はともあれ、3点のビハインドを追いつき、そして追い越したのだから、久しぶりに会心のゲームだった。

しかし、球児が膝の違和感で登板を回避した事が、非常に気になる。
大事に至らない事を祈るだけだ。

最近のタイガースの試合には、ワクワク・ドキドキする事が少ないような気がするのは、私だけだろうか。
交流戦も残すところ、QVCの千葉ロッテ戦だけだ。
何とか、私自身もワクワク・ドキドキの手に汗握る白熱の試合展開で、タイガースが勝利する場面を千葉で見たいものだ。


ところで、タイガースの親会社である阪急阪神ホールディングスの株主総会でFA移籍してきた城島や小林、更にはマートンに関する指摘があったと新聞で読んだ。
親会社の株主総会で具体的な選手名を出し、又、球団のビジョンを直接、社長に質問が出来るという
「株主」
という立場の大きさに驚いた。
この株主は、多分、タイガースファンなのだろう。

今回のような形で、球団に直接意見が言えるのであれば、私も「株主」に興味ある。
株式にも色々な種類があり、どのような要件で株主総会に出席が許され、意見が言えるのか、詳しくは分からないが、私の考えや、私のブログに寄せられた意見や質問を、直接、社長に聞けるのであれば、是非、株主になり、聞いてみたい。
しかし、それを実行するには、かなりの勇気がいる。
悲しいが、現実的に、私には出来そうもない。




(野球評論家)
広澤克実