皆さん、いつも私のブログをご覧頂き、誠に有難うございます!

今日は、皆さんから寄せられたご質問のうち、いくつかにお答えしたいと思います。


1、「中学時代に柔道をやっていた理由」

12歳というガキの判断で、ケンカが強くなりたいとか、当時の野球部は、新入部員が、ものスゴい数で、レギュラーになる自信がなかったからです。


2、「バッターとしての金本には、十分な実績があるが、守備力を考えると、広い球場等では代打の切り札的な立場にシフトしていった方が、若手育成の観点も含めて良いのでは?」

今、タイガースの若手の現状は、大変、危機的な状況です。
こうなってしまった理由は、ドラフトを含めた編成です。将来性のある人が見当たらない。我慢をしてでも使う人材が居ません。
言いたい事は、大変よく分かります。只、タイガースの支配下選手で、レフト金本は、ベターな作戦だと思います。その為には、その守備の分も含めて、打つ事が条件です。


3、「センター平野・セカンド関本のスタメン起用は?」

関本の起用も、時々は良いと思いますが、「時々」です。桧山も同じですが、彼等が代打として、スタンバイする方がチームとして機能します。
つまり、彼等がスタメンになる時は、チームとしては良くない状態だという事です。


4、「十分な技術を備えた選手達にとっての精神論は必要か?」

勿論、必要です。
只、最近の論調で「精神論だけ」が多いのも事実。
それに加えて、訳の分からない技術論や、誰にでも言えそうな技術論、見たままの事(球が甘い、高い)は、私も懸念します。
メンタル(精神)、テクニカル(技術)、フィジカル(体力)が3要素です。打者は、そこに、配球を読んだりする「知力」が必要です。


5、「4番バッターは、補強するもの?育てるもの?
勿論、育てるに越した事はないが、現実的には、ほぼ大半のチームは外国人も含めて補強に頼っている気がしますが…」

日本のプロ野球の現状は、メジャーに入れなかった外国人に負けます。つまり、日本とMLBの差が大きくなったという事です。
この原因は、簡単に飛んでしまったボールを使っていた弊害です。今の使用球でも、外国人は飛ばしますが、日本人は飛びません(数名は飛ばす)。
努力の方向を間違えると、ただの体力の消費です。飛ばす能力を身に付ける練習をして欲しい。飛ばせない人は、4番打者として成長しない。


6、「昨年から投高打低の状態が続いていますが、節電による照度の低下は、何らかの影響を与えているのでしょうか?」

デーゲームも最近は多いです。先日のベイスターズ戦の三浦投手の時もデーゲームでした。あくまでも私、個人の考えですが、打低の原因は、ストライクゾーンが広くなった事に加えて、打者の能力も低下した事だと思います。



これからも、折に触れて、皆さんからのご質問に答えていきたいと思います。

これからも宜しくお願いします。




(野球評論家)
広澤克実