昨日は、11対3と勝利。
打線の組み替えも、結果的にはハマった形となった。

勝ち星の無かった岩田に勝ち星が付き、先発出場した試合で、全て負けゲームだった城島も「ホッ」っとしているだろう。
6番の城島、7番の大和等、確かに機能したが、今後も左ピッチャーが先発(昨日は、左のブランドン)の時に、同じオーダーで戦うには疑問が残る。

具体的には、城島のファースト、ブラゼルのレフトである。

和田監督の持論である、1点を取る野球を実践するのではなく、1点でも多く取る野球になってしまうからだ。
勘違いをされては困るのだが、どちらの野球が正しいか、間違っているかという事ではない。
どちらが自分(和田監督)の野球スタイルか、目指す野球であるか、という事だ。


和田監督の事だから、個々の選手の調子を見ながら、柔軟にオーダーを組み替えて行くだろうが、自分の野球を貫いて欲しい。
監督という職業は因果なもので、球団から解雇される事が多い。あの落合監督も、言わばそれに近いものがある。
となれば、後悔のない野球をした方が自分自身は理路整然としている。

とはいえ、久しぶりの日曜日の勝利は、多くのファンにとっては、1週間を気分良くスタートできる喜ぶべき結果である事は、間違いない。



(野球評論家)
広澤克実