あまり思い出したくないけれど、子供のことでや離婚した妻からの加害による身の危険に対処するために、110番したことがある。

また、私が一時地元から離れて暮らしていた時に、隣の部屋に小さな子ども二人と若いお母さんが引っ越してきて、ちょうど私がマンションの理事長をしていた時で、隣から深夜(午前2時をまわって)まで、子どもたちが騒いでいたり、泣いていたり、母親のとんでもない怒鳴り声が聞こえてきたりした時にも、私は躊躇せずに110番した。

何かあってからでは遅いからだ。過去に自分の子供の小中学校のPTA会長をしていた時に、不幸な事故(殺人事件ではないです)で息子の同級生が亡くなった経験があったり、更に大昔(私が中1くらいで、弟が小5くらいの時だったと記憶している)だが、弟の同級生が殺人事件の被害者になってしまい、犯人が同じマンションの住人だった事件があったことなど、本当にたくさんの不幸をみてきたり経験してきたので、私は、110番にしろ119番にしろ、自分で判断が出来ないと感じた時は、躊躇せずに110番にしろ119番にしろかけるようにしている。

110番の場合は、緊急事態でない場合は、♯7110にかけて相談したこともある。

119番の場合は、状況により先に病院や♯7119等に連絡して指示を仰ぐ場合もあるが、

110番も119番も咄嗟の判断が、結果を全く違うものにすることが必ずある。

だから、110番も119番も迷わずかけて良いと思っている。判断がつかないのだから、判断が出来る人を呼ぶことは大切なことだ。

今は、公衆電話が殆どなくなり、ボタン一つで呼ぶことが出来ない代わりに、殆どの人がスマホかガラケーを持っているので、110番と119番に関しては、どちらが警察で、どちらが消防かを昔の標語ではないが、何かに関連付けて覚えておいた方が良い。

いざとなると、パニックになってどこにかければいいのか解らなくなる。これは実体験として、経験がある。私が学生の頃に、たまたま週末に実家に戻っていた時に夜部屋で横になってテレビを見ていたら、物凄い勢いで弟が部屋に入ってきて、コードレス電話の受話器(←古いなぁ(笑))を私に差し出して、「救急車、救急車、お母さんが…」とパニックになってやってきたのだ。そして、私が部屋から出て階段の下を見たら、玄関の上がった辺り(昔の家なので玄関上がってすぐに階段がある)に腹ばいに潰れて倒れているではないか❗確か母は調子が良くないと言って、早めに2階の寝室で寝ていたはずなのに、階段下で倒れている。慌てて階段を降りて、母に声をかけても意識が薄く返事が弱い、瞬間的に寝ていてトイレに起きて、トイレから出た時に階段から落ちたのではないかと思い、弟にどうして気が付いたかを聞いたら、弟は起きていて1階のトイレ(ちょうど階段下)に入っていたら凄い音がしたからトイレから出てみたら、母が倒れていたので驚いて1階のコードレス電話の受話器を持ったり私の部屋まで来たのだ、弟は気が動転して自分で119番が出来ずに私に受話器を持ってきたのだ。

それで、間違い無い階段から落ちたのだと判断出来て、すぐに119番をして、救急である旨、母が階段から落ちたようで動けない、意識はあるがうつろで返事が弱いことを伝えて、住所、電話番号、名前、年齢など聞かれたことに答えて、事なきを得た。救急隊が来て母に声をかけながら、別の隊員が私に状況を聞いてきたので、私は2階奥の自分の部屋で横になっていたら、1階のトイレに入っていた弟が凄い音がして出てみたら、母が倒れていたそうだと伝えて、母の名前、年齢(当時49歳)、私名前、年齢、続柄などを伝えた。

その時母は、お腹の調子が悪く気持ち悪かったので早く床についたのだが、気持ち悪くてトイレに行って気張ったり吐きそうになったりして、2階のトイレから出ると同時に貧血を起こして意識が遠くなって、気が付いたら階段から落ちて動けなくなっていたのだと救急隊に自分で途切れ途切れ話していた。そして、私は、その間に弟に父のポケベルを鳴らすように指示して、私は救急車に同乗するための準備をして、病院についたら電話するから、それを待つように弟に言って、肩に手をおいて、大丈夫だから深呼吸して、落ち着くように諭して、母と共に救急車に乗って病院に行った。

忘れられないのが、救急隊の人が救急車の中で病院に連絡している際に大きな声で、50歳女性自宅で貧血をおこして階段から落下した模様と言っているのが聞こえた時に、母が青ざめた顔でストレッチャーで横になって酸素マスクを付けられた状態で、「49歳です…」と死にそうな小声で言った瞬間、大丈夫だ病院で俺が言うからと言っているのにもう一度「49歳です…」と言った…あの時に女性の年齢は間違えてはいけないと強く感じた(笑)

貧血をおこして意識を失った状態で階段から落ちたのが、返って意識があって落ちるよりも変な力が入らなかったのが、かすり傷一つで済んだ一つの要因でしたねと病院で医師に言われた。

私がなぜここまで冷静に対処出来たかというと、自分の病気(後に心因性の痙攣発作、更に後には身体化障害と診断を受けて、今では治療も必要無く通院も服薬もしていない)で、自分が何度も救急車を呼んでもらっていた経験があったから、発作が起きる前駆症状の時に、自分で救急車を呼んで119番!して!と何度も言っていたから、救急は119番だと判断できた訳だ。

とはいっても、私が24歳で弟も22歳で成人しているわけだが、やはり家族のこととなると、なかなか冷静になれず、弟も驚いてしまいパニックになって私の部屋に飛び込んで来たのだ。

そんな経験はしないで済むに越したことはないのだか、長い人生の中で何が起きるかは本当に判らない。

だから、何かの時に家族で確認しあったり、持病の情報をお互いに知っておくことは、本当に大切なことだ。

関東大震災の起きた9月1日が防災の日(今の子供たちは、9月1日ではなく、学校ごとや市町村などで定める防災の日に避難訓練や引き渡し訓練などをするとこれがある)や、東日本大震災の3月11日、不謹慎かもしれないが、今年はまさか1月1日に能登半島地震が起きていまだに被害の全体像が見えてこないので、被害を受けていない地域の方々は、これも一つのきっかけとして、災害の時やもしもの時に必要となる、緊急通報の110番や119番について話し合うことも、本当に大切なことだと思う。

そして、お互いの誕生日や年齢、持病やかかりつけ医の情報などを更新しておくことや、いざという時はどこで落ち合うかなどについても、話をしておいて欲しい。明日、首都直下型地震や何回東南海巨大地震が起きてもおかしくない状態になっていることも、頭の片隅に置いておいて欲しい。

災害は防ぎきれなくても、こういうやり取りをしておくことで減災はできるのだ❗


話がだいぶズレて、あちこちにいってしまいましたが、緊急通報は、本当に突然しなければならなくなるので、家族や友人、恋人、パートナーなと大切な人と話をしてくださいね。


110番したことある?

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