ドクターXとハケンの品格 | ツイてるヒロのブログ

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「私、失敗しないので」(大門未知子)。

ドクターX(2012年~テレビ朝日)を観た。帝都大学付属病院は毒島隆之介(伊東四朗)が外科部長を務めていたが、金と権力と女性スキャンダルにまみれる「白い巨塔」と化していた。そんな中、フリーランスのスーパー外科医・大門未知子(米倉涼子)がそのヒエラルキー(階層組織)を打ち壊し、ゴッドハンドのようなスゴ腕で、難病をことごとく外科手術で解決していく物語である。未知子の亡父・大門寛も正義感の強い天才外科医で診療所を経営していたが、毒島とのトラブルが原因で閉鎖し、多額の借金だけが残った。神原名医紹介所の所長・神原晶(岸部一徳)は、その借金を肩代わりして、大門未知子のマネージャーとして、患者の命を助けるたびに、高級メロンを持参して、病院長に法外な請求をして借金の回収をする。大門未知子の履歴書にある趣味・特技は、「手術」とあるように、3度の飯より手術が命で、ブラックジャックのような天才的な外科医。しかしオフに興じる麻雀や競馬などの賭け事のセンスはゼロで、いつも多額の金を賭けて、負け続けている。

 大門未知子の契約書は、勤務時間8時間、休憩1時間、週休二日は厳守。「医師免許の必要のない仕事は一切いたしません!」。「論文の下調べ、学会のお供、ゴルフの送り迎え、愛人の隠ぺい工作、教授回診、出世の手伝い、権力争いの加担、医局内の雑務、飲み会の参加など、一切いたしません!」とある。服装も派手なミニスカ姿が定番で、時間になれば、大切な打ち合わせでも関係なく退勤してしまう。上司に対する礼節も一切無視で、思ったことは平気で口走ってしまう。もし大門未知子のような人が会社にいたら、普通の会社では間違いなくクビになってしまうが、そんなキャラクターが多くの視聴者の支持を受けているともいえる。

「ハケンの品格」(2007年、日本テレビ)の主人公であるスーパー派遣の大前春子(篠原涼子)も、抜群のキャリアと実力のフリーランスとして活躍を描いた物語で、平均視聴率20%超の話題作となった。派遣社員の特Aランクのスーパー派遣の大前春子は、スカイダイビングから核燃料取扱主任者まで難関な資格を26個以上持つ資格のエキスパート。時給3000円の3か月契約が厳守で、時間外労働や飲み会などには一切参加しない。「それが何か?」が口癖で、失敗したときは、「私としたことが」といってごまかしていた。

正社員に対して敵対心が強く、なかでも東海林武(大泉洋)とは犬猿の仲で、「クルクルパーマ」、「トックリ」と言い合っていたが、どこか気になる存在でもあった。美人で愛想の良い森美雪(加藤あい)は、なんでも素直に引き受けるが、仕事の内容は大前春子とはスピードも仕上がりも段違いで

次回作の噂もありましたが、正社員や派遣、パート、アルバイトなどの雇用問題は、いろいろな面で議論の対象になるので、ドラマとして続けるのは難しかったのかもしれません。

2019年10月17日から、「第6期ドクターX~外科医・大門未知子」が、再びスタートした。最新鋭の技術が投入されて、オペ中に人工知能がアドバイスまでするような時代になり、今後どんなオペが展開するのか、大門未知子から目が離せない!(敬称略)

 

 

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