オニユリに何品種かありますね。
八重咲オニユリ、斑入りオニユリ、オウゴンオニユリ、青軸オニユリ、大きく分けてこれだけの品種が有ります。
もっと細かく分ければもっともっとありますね。
オウゴンオニユリだけど、こちらも何系統かありその中に”ピュアゴールド”と言う品種が有ります。
有名なのでご存じな方も多いと思います。
”ピュアゴールド”は花が黄色な上にオニユリの特徴のドット(斑点)が無い無垢な感じのユリ、このユリは残念ながら軸に色がついていて、我々の間では泥軸と呼んでいます。
この泥軸の”ピュアゴールド”を更にピュアにして青軸に改良された方がいらっしゃいます。
僅か泥軸を青くするだけなのですが、とんでもない数の種を播いて苗を育て、もう一度交配して種を播いて苗を育て選別、そんなことを繰り返して
”青軸ピュアゴールド”
開発されました。
この方は高齢で別の植物に集中されたいとの事でこの貴重な品種ともう1品種を私が譲り受けました。
今年初めて育てています。
ところが、春の芽出し時に何か不安を感じたので、あの方に組織培養をしても良いか尋ねたところ、あげたものだから「好きにしてよい」との返事を頂いたので
早速培養に取り掛かりました。
雌しべの先端
花弁
このどれからもクローンができることを祈っています。
葯
実は葯はプロでも難しい部位なのです、hiroroに果たしてできるでしょうか?
もしできれば、一番クリーンと思われるクローンが生まれるでしょう。
次は青軸ピュアゴールドを八重にしたいので頑張ります。
つまり、貴重な品種の保存と発展をやろうと思っています。