キャンミニとミニキャン、昨日の続きです。 | hiroの日記

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園芸を中心としたお話です。

タマスダレ(ゼフィランサス・カンディダ)

ビオラで有名なROKAさんは数々の植物も手掛けられていて、ゼフィランサス・ミニマとタマスダレZepyyranthes candidaのcanを取ってZ.minima(ゼフィランサス・ミニマ)との交配をミニキャンと呼ばれたのだろうと推測しています。

ROKAさんのお話ではZ.minima×Z.candidaの交配で1つだけしか成功しなかったそうです。

なので、今マニアの間で少しずつ増やされているROKAさんのミニキャンは1つの株からの出発のようです。

私もこの交配を試してみました。

たくさんの交配をして

最初に咲いたのは左の株だけ。

 

咲いたのがこの花です。

ミニマをそのまま大きくしたような花ですね。

実は花の裏側のピンクも入り方が似ています。

殆どミニマが入るので、苗からの選別が難しいかもしれません。

 

私は同時にタマスダレ×ミニマをやっていました。

 

これだけの株ができていたのに、昨年咲いたのはこの株のみ。

こちらは花の形がタマスダレにそっくりですね。

よくご覧ください葉もタマスダレとよく似ているでしょう。

つまり、種親似になる傾向が強いようですね。

 

ミニマとミニキャン

ミニマはとてもほっそりしていて、ミニキャンはそのミニマを少し太くした感じです。

私は最初ミニキャンもキャンミニも区別していなかったのですが、区別して交配しないと大変なことになることが分かり今でははっきりと区別して表示しています。

普通考えると全く同じじゃないかと思われるかもしれません。私の経験から交配に使っていくと違いが大きくなることがザラなので皆さんには煩わしいかもしれないですが、今後はこの表示で進めていきます。

 

昨日の写真

ミニキャン×ミニマ

 

キャンミニ×ミニマ

全体的にミニマによく似てきました。

見比べてみるとキャンミニ×ミニマの方が葉が太目なようです。

苗の時期にほっそりしている葉も開花時期になると太さも長さももう少しはっきりするのではないか、そしてもしも種親似ならば花型も期待できるのかな?