すごいことになっていたよ!

 

 

 

 

「あしかがフラワーパーク」

 

 

 

もう二度と行けないと思っていたのに…

 

 

 

 

夫と何度も出掛けた思い出の場所。

 

数々の思い出が瞬時によみがえる場所。

 

あれから季節はめぐり…

 

藤の花は変わらずそこに咲いていました。

 

大きいサイズで載せちゃう✨

 

出掛けたのはGW半ばの5月2日。

迷った末、一週間前に決めました。

実は2月に河津桜を見に行った後に計画してたの。

あの勢いでそのまま行けそうな気がしてね。

 

見ごろがいつ頃なのかもチェックしてましたよ。

人出が心配だったけど、暦の上では一応平日だからまだましかなと思っていたのですが…

 

あまかった!!!

 

断言できます。

GW中、ここが日本で一番人が多かったはず!

 

TDLより絶対多かったはず叫び

 

そのほとんどがインバウンドの方々中国  中国 中国

 

とにかく今や、世界の「あしかがフラワーパーク」はエライことになっている!

(添乗員さんが言ってたけど、5月2日だけで観光バスの予約70台なんだって!

しかも予約せずにやってくる外国人の観光バスが多いんだってさ)

 

 

前に行った河津桜のバスツアーが案外よかったので、同じ会社の日帰りバスツアーに申し込みました。

ある大手旅行会社から独立したばかりの小さな会社。

まだあまり知られてないからかお客さんも少なく、前回は座席間隔がゆったりした小型ワゴン車で出かけたのが気に入って申し込んだのですが…

 

集合場所にドカドカ現れたのは、例の大型観光旅行バスでした🚌

しかも、満席! ガーン

河津桜の時は座席は余裕で、二人掛けシートに一人で座っていたのに、

今回はお客さんでぎっしりアセアセ

もちろん相席でしたショック

 

まあ仕方ない。

 

「よろしくお願いします」と私に頭を下げて隣に座ったのは、まだ30代位の女性。

感じのよさそうな方でホッとしました。

なんと、前日申し込んだのだとか。

 

肘がくっつくぐらいの狭いシートに隣り合わせたのだから、何も話さないのも気づまりなので当たり障りのない話を少ししてみたけれど、その方、少し緊張気味であまり話さないのね。

まあ、お一人様で申し込むぐらいだから、放っておいてほしいのかも。

 

……と思って、到着まで少し居眠り(-_-)zzz

 

 

 

夫と最後に来たのは2017年です。

あの時は、ライトアップされた藤を見るため、足利市内に宿をとって夕方から入りました。

 

 

あれからもう7年も経って…

 

園内は少し拡張され、お花もたくさん植えられていて少し変わっていましたが、

大藤の花は変わっていませんでした。

見事な香りもね。

そう、ここは花もいいけど、とにかく香りが素晴らしいんです。

 

 

いざ着いたらね、

あまりの人の多さにたじろいだのか、

相席の女性が私にぴったりとついて来るのよ。まるでネコのように。

 

え…?

おひとり様で申し込んだんだよね。

ひとりで気楽に歩きたいから、だよね。

それなのに、偶然隣り合わせただけの知らない人と一緒に園内を歩くの?

そんなの気づまりじゃない?

ひとりで好きに歩けないよ。

いいの?

 

一方私は…

 

ここに来たら絶対夫の事を思い出すから、泣きながら園内を歩くの覚悟してたんです。

思い出にふけりながら、ひとりしみじみと藤の花を観賞したいなと思ってたんです。

何度も来たことがあるので、園内マップを見なくても、おおよその位置関係は分かってる。

疲れたらソフトクリームでも食べて、気楽に園内を歩くつもりだったんです。

 

でも、なんとなくその方と一緒に園内を歩くことになってしまった。

これは予想外。

でも「私は一人で歩きたいので」なんて言えないし。

 

その方は、綾瀬はるかさん出演の映画でここを知ったらしく、

初めて来たとのことで、少しおどおどした感じ。

 

なんとなくその方を私がリードして「案内する」みたいな形になってしまった。

 

彼女、初々しかったよ。

もうずっと写真撮りまくってるしね。

「あっち見たい、こっち見たい」なんて一切言わず、

私を見失わないように、ぴったりくっついて来るしね。

 

感じの良い人だったし、一緒にいても気が詰まるような雰囲気ではなかったので、私はわりとリラックスして、好きに中を連れ回しました(笑)

 

「ここで『藤の花ソフト』食べよっか」(500円もする!あんぐり)

 →彼女、よろこんで食べる🍦写真も撮る

 →私も自撮りする。

 

「お土産買うなら、あっちは混んでいるから、ここで買っといた方が空いてるよ」

 →彼女、真剣に選んでいくつか買う。

 →つられて、買うつもりもなかった「藤の花サイダー」なぞ買ってしまう。

 

「このお店は藤の花の可愛いグッズ売ってるよ。中入ろ」

 →彼女、目を輝かせて夢中になって、アロマオイルなど選んでいる。

 →つられて、私は藤の香りのお線香なぞ(夫に)買ってしまう。

 

やっぱり女子だからね、

お花もいいけれど、お土産は外せないよね。

 

 

 

もちろん園内のお花もしっかり見学しましたよ。

 

 

まあ、そんなこんなで人も凄まじく多かったし、

 

思いがけず、案内役をすることになってしまったし、

 

正直、あまり感慨にふけることはありませんでした。

 

でも、それがかえって良かった気もします。

 

なんて言ったらいいのかな。

 

「あたらしい私の生活の一ページ」ができたみたいな感じ。

 

こうして私は、あなたのいない新しい生活を少しずつ築いていくのね。

 

 

 

バスに戻ると

「ありがとうございました。私ひとりだったら迷子になってました。」

なんて彼女に言われてしまいました。

 

名前もお互い名乗ってないのよ。

少し寂しげな感じのするおとなしい女性でした。

帰りがけ、気のせいか、少し私と別れがたがっているように感じました。

かと言って、別に何か言う訳でもないのよ。

話しかけるのは常に私の方から。

 

結局

「またご縁があったらどこかでご一緒しましょうね」

なんて言って別れたけれど、

ここでもう少し踏み込んで、距離を縮めてみたらよかったのかな。

でも私は最初からそんなこと全く考えてなかったし。

 

 

大人になってから友だち作るのって難しいね。

 

でも、外に出れば、思いがけず人と知り合う機会があるものなのね。

家にこもっているのはやっぱりよくない。

 

そんなこと思った旅でした。

 

実はこのツアー、

あしかがフラワーパークに行く途中、

舘林のつつじが岡公園にも寄ったんだけど、

そこの方が思い出深かった。

その話はまた今度。