こんにちは。
こころクリーニスト
ミヤウチです。
お越しいただきありがとうございます。
先日
自分を守るためのホルモン「オキシトシン」のことをお話しましたが
本日ご紹介する自分を守るための機能…
それは「投影」です。
人は自分を守るために人生で学んだ経験から
自分独自の色眼鏡で世界を見ています。
この世界のことを価値観といいます。
色眼鏡と言っても肉体と一体になってるので外からは見えない。
すでに見ている世界に色がついてるなんて
自分も気づいていない。
この色眼鏡で目の前の現実を見てしまうのが
「投影」です。
例えば私の母について言うと
母は子供の頃から足に障害があったことで
差別を受けていました。
近所の人たちから
バカにされたり
私も「障がい者の娘だから頭が悪い」とか
言われてました。
母の色眼鏡は
「私(母自身)の悪口を言う人は絶対不幸になる」
…呪いかよ（笑）
確かに母をいじめた近所のおばあさんが
その後自分も足が悪くなったりしていましたが
今思えば
それって年をとったからだと思うのよ。
そう信じている母は怖かったな。
私も母ちゃんバカにすると呪われるんだって思ってたし（笑）
こんな風に今までバカにしてきた人たちへの怒りで
母は呪いの色眼鏡を作り、世の中の人へ当てはめて
くじけないように自分を守ろうとしていたわけです。
でもそんな怒りで生きる人生なんてつまらないけどね。
お子さんが朝のバタバタしているときに
「この忙しいのにのんびりしてないで早くご飯食べちゃってよ！支度してよ！」
なんて怒ってしまうのは
子供に対するイライラよりも
「母親はのんびりできない」という色眼鏡が原因。
子供そのものがイライラの原因ではないけど
自分を守るためには怒りを発散しないといけない。
こころの代わりに表現するなら
「私はこんなに我慢しているのにあんたたちは何でのんきな顔してるのよ」
ということになるのかな。
そして更にこれを言い換えるとだね
「私だってのんびりしたいのに」という思いでもあるわけです。
自分の思いに気づけば
それだけで色眼鏡も変化が出てくるものです。
他にも例えば
結婚してから相手が「こんなはずじゃなかった」なんて絶望している場合。
「誰か私の辛さを解消してほしい」という色眼鏡で
誰かを求めるので（つまり愛する人ではないのよ）
相手の性格や振る舞いを予想以上に評価してしまって
期待を膨らませすぎているわけです。
自分の都合のいいように理想化してしまうんですね。
ただ
盛りすぎてしまった性格、相手は少しは持ちあわせてはいるんですよ。
自分の辛さは何かを知れば
他の解決策が見えてきます。
「こうするべきだ」という理想の色眼鏡は
自分にダメ出しばかりをするので自己肯定感を下げてしまいます。
でもその深層には
その方が周りからとやかく言われなくて済むから、
と自分を守っているんです。
自分を守るどころか
生きづらくストレスのある世界に自分を晒すことになっているなら
もっと違う色眼鏡で「投影」したいと思いませんか。
「投影」は誰にでもあることです。
だから
うまく使えば相手とわかりあえる最強の武器なのですよ。
私のやっているセラピーはまさしく
この「投影」を使っています。
ご相談者様の心を自分に投影しているので
根本の原因が見えてくるんです。
自分を守るためではなく
ここは違うんだね。同じだね。とありのまま受け取り感じること。
これが私の使ってる「投影」。
人間同士というのは
わずかでも共通点があるからこそ
わかりあえたり喧嘩したりするもの。
極端な話
目があって鼻あって口あるじゃん。みたいな。
そんなレベルから始まってるんだよ（笑）
ハードル上げるほど
現実は自分に厳しくなってしまいます。
色眼鏡は交換可能です。
今までと違う価値観で
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物心ついた頃から劣等感と戦ってきた。
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