4月8日(土)は、斎藤輝彦さんのコントラバスリサイタルでした
昨年11月にも斎藤さんの伴奏をさせていただきましたが、今回は協奏曲やソナタなども!バラエティに富んだプログラムです
ヘンデル:オーボエ協奏曲
モーツァルト:ヴァイオリンソナタ ホ短調 k304
ラヴェル:ハバネラ形式の小品、亡き王女のためのパヴァーヌ
ニーノ・ロータ:ディヴェルティメント・コンチェルタンテ
ボッテジーニ:エレジー、タランテラ
オーボエやヴァイオリンのためにかかれた作品を、大きくて音程幅のあるコントラバスで演奏するのは、かなりの高い技巧が必要だと思いますが、斎藤さん素晴らしくコントラバスならではの魅力にあふれ、深く柔らかく包み込まれるような感覚に…
作品をゆったりと味わえる、悠々とした心地よいサウンドです
ヴァイオリンソナタをコントラバスと演奏するのも、とても新鮮でした
ニーノ・ロータは、特に映画音楽の作曲家として有名ですね(私も最初は「ゴッドファーザーのテーマ」で知りました)このディヴェルティメント・コンチェルタンテは、コントラバスとオーケストラのために書かれた作品で、4つの楽章から成っていますイタリアらしい明るさやユーモアがあったり、哀愁漂う部分もあったり、いろいろなものが凝縮されている作品だと思います斎藤さんの、イタリア留学時代のコントラバスの先生に、献呈されたそうです最初は私にとって弾き慣れないハーモニー進行でしたが、練習を進めていくごとにどんどん面白くなっていきました
最後の、ボッテジーニのタランテラの超絶技巧も斎藤さんお見事で、お客様の拍手も白熱アンコールは、「カルメン」より“花の歌”、そしてロンドンデリーでした斎藤さんのロンドンデリー、いつも、心にジンワリきます
お足元の悪い中、ご来場くださったお客様、本当にありがとうございました
今回は、三鷹芸術文化センター「風のホール」
とても美しい響きで、気持ちよく演奏させていただきました
もう連休に入っている方もいらっしゃるでしょうか
気温差が大きい毎日ですが、みなさまお元気で、素敵なゴールデンウィークをお過ごしください
すせき ひろこ