このところ、素晴らしい曲いっぱいに囲まれ、充実した日々を過ごさせていただいております
今日は、先月の演奏会から、トリオのコンサート(大阪&東京)について、書きたいと思います
大阪公演は3月19日(日)
なんばの、カフェ・ド・ラペにて
〜春贈る珠玉のピアノ三重奏〜
ヴァイオリニストの瀬川祥子さん、チェリストの伊藤悠貴さんと、ご一緒させていただきました
そして、曲目解説などのおはなしは、この演奏会を企画してくださった齋藤京子さん
瀬川さんとは、パガニーニ:カンタービレ、クライスラー:シンコペーション、ドヴォルザーク:スラヴ舞曲op.72-2を、
伊藤さんとはショパン:序奏と華麗なるポロネーズ
ピアノソロは、ショパン:舟歌
を弾かせていただきました
3人での演奏は、スーク:エレジー、メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番から第1楽章
瀬川さんの、香り立つような、美しく気品の高いヴァイオリン久しぶりにご一緒した伊藤さんの、立体感のある、そして華やかで響き豊かなチェロ
さまざまな編成・プログラムで、みなさまにお楽しみいただけたと思います
この日のピアノは、なんと101歳のベーゼンドルファー
しっかりお手入れもされており、趣のある、そして会場にぴったりの音色が出てくれました
素敵な会場とピアノ
カフェ・ド・ラペの皆様には大変お世話になり、感謝でいっぱいですありがとうございます
そして21日(火・祝)は、東京・九段下の、イタリア文化会館 アニェッリホールにて
〜春の桜コンサート〜
当日の午前中、WBCの準決勝の試合から感動と勇気をいただき、本番に臨みました
大阪と似た内容ですが、この日のチェロは横坂源さん
チェロ&ピアノ曲は、シューマン:アダージョとアレグロでした
横坂さんとも久しぶりでしたが、ますます深い音で、美しいレガート・長いフレーズ…歌心あふれ、すごく魅力的です
この日のチラシ
今回初めて、スークのピアノトリオ「エレジー」を演奏しましたが、ドヴォルザークの作風を引き継いでいることが感じられる、メロディもハーモニーも哀愁ただよう、とても素敵な作品です
アンコールも、瀬川さんのご提案で、メル・ボニの「夕べに」いかにもフランス的な響きでとても美しく、終演時の夕暮れどきにぴったりでした
会場のイタリア文化会館は、とてもよく響くホールで、ピアノはファツィオリでしたさまざまな音色を出してくれて、うれしい気持ちで演奏させていただきました
素晴らしい方々との共演大阪も東京も、とても楽しかったです
ご来場くださいましたお客様、ありがとうございました
齋藤京子さまのお話も、両日ともに大好評、親しみやすい曲目解説など、私もすごく勉強になりました
企画からあらゆる準備、当日もさまざまなご配慮、素敵なお話…心から感謝申し上げます
今年は、長く桜を楽しめたように思います
少し余韻を・・・
すせき ひろこ