12月6日(火)に、佐藤久成さんのヴァイオリンリサイタルで、ピアノを弾かせていただきました
充実のプログラム
ライネッケ:ヴァイオリン・ソナタ
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番
スメタナ:我が故郷より
ウェーベルン:4つの小品
ゴーベール:コンチェルト・ロマンティーク
そして、アンコール3曲
当日ゲネプロみっちり3時間超え、そして本番約2時間半のプログラム、佐藤さんずっと熱演でしたそして全て暗譜すごい集中力です
今回は、私にとって初めての曲が多く、音の数も多いので、なかなかチャレンジングでしたが、どの作品もそれぞれが本当に素晴らしく、どんどん魅力に引き込まれていきました
ライネッケは、メンデルスゾーンとシューマンのお弟子さんで、大きな影響を受けているのを感じましたそして時々リヒャルト・シュトラウスに似たところも。。。とても素敵な作品で、あまりコンサートで演奏されないのが不思議なくらいです
シューマンのソナタ第2番、若い頃の作品とはまた少し違った心の叫びのようなものを感じますし、あらゆる感情が詰まった作品だと思います弾けば弾くほどに、シューマンがますます好きになりました
スメタナは、チェコの民謡や民族舞曲が基盤となっていて、この作品は哀愁漂うように始まり、途中から踊りだしたくなるような楽しい舞曲が出てきます今夏に佐藤さんと演奏させていただいた時より、今回は自由に楽しめたかな、と思います
ウェーベルンの4つの小品も、私は初めてでしたが、短い演奏時間の中に内容がギュッと凝縮されており、佐藤さんの高い集中力を受けて、本番ならではの空気感を味わうことができました
ゴダールのコンチェルト・ロマンティークは、ヴァイオリンとオーケストラの為に書かれた、まるでオペラのような作品ですレチタティーヴォがあったり、バレエ音楽のようなところがあったり。。。とにかくドラマチックです最初も最後も、すごくかっこいい
今回また、魅力に溢れた素晴らしい作品に出会うことができて、感激でしたどの曲も、また弾きたいです
佐藤さんは、本番はとても自由に弾かれますが、リハーサルは緻密で、その段階もすごく勉強になりましたどの音にも意志があって、それがダイレクトに伝わってきます
お客様も、最後まで集中してお聴きくださり、うれしかったです
平日夜のお寒い中、ご来場くださいましたみなさま、本当にありがとうございました
そして、主催のアトリエ・ルーチェ・フェリーチェのSさまをはじめ、この公演を支えてくださった方々に、心から御礼申し上げます
こちらは、今回の会場・ティアラこうとうのツリー
みなさま、どうぞ素敵なクリスマスをお過ごしください
すせき ひろこ