霧島の音楽祭の後は〜
八戸イカール国際音楽祭2022に出演させていただきました
今年はハリーナ・チェルニー=ステファンスカ先生の生誕100周年です
チェルニー=ステファンスカ国際ピアノコンクールで賞をいただいたことは、私のピアノ人生の大きな節目となり、ポーランドで初めてリサイタルをさせていただいたり、アンサンブルや室内楽の世界を知ることができたのも、このコンクールが導いてくれたものでした
このコンクールの本選は、ピアノ三重奏曲も、課題になっておりました16歳の私は、その時初めて室内楽を経験し、その後どんどんその楽しさや奥深さに入り込んでいくことになります
それからだいぶ年月が経ち、いろんな経験をさせていただいておりますが、今回、さまざまな想いがよみがえってきました
緊張しながら八戸入りしましたが、コンクールやポーランド演奏旅行時に大変お世話になった岡田照幸先生をはじめ、たくさんのアーティストの皆様と久しぶりに再会できて、大感激でした
なんとゲネプロで、ピアノと、ピアノ椅子を選ばせていただけるという贅沢リハーサル時間をオーバーしてしまうほど夢中で弾き続けました
この日に演奏させていただいたのは、シューマンのピアノソナタ第1番壮大でドラマティックな作品です
たくさんの素晴らしいピアニスト・演奏家の方々が客席で聴いてくださっている、という緊張もありましたが、それ以上に、喜びや幸せを感じられた時間でした
舞台上でハリーナ先生のお写真に見守られながら
2020年の「ステファンスカ・ステファンスキピアノコンクール」(ポーランド)で優勝されたマリアンナ・セレダさん、そして岡田先生とともに
実は今回、日帰りだったので、八戸の滞在時間が大変短く、ゆっくり過ごせなかったことが残念ですが…久しぶりの青森の空気、とても気持ち良かったです
スタッフの皆様がとても温かく、心がほっこりしました
(送迎や上記掲載のお写真、F様に大変お世話になり感謝しています)
皆様ありがとうございました
さらに、青森が好きになりました
またお会いできますように
すせき ひろこ