さぁ行こう、僕らの夢へ 105回選手権記念大会観戦記 | 宏鈴法師のブログ

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第7話 野球王国は鹿児島県勢にとことん相性悪いので、、、

8/14 9日目第2試合 市和歌山(和歌山)-神村学園(鹿児島) 10:30~12:46

    一二三四五六七八九十計HE
神村学園302000501 1190 今村、黒木、松元-品川、松尾大
市和歌山000001000 140 川本、木村、小野、栗谷-麹家

      第一試合   第三試合
      日  大 三3  開  誠 館 
      鳥  栖 工1  北  海

 運よく甲子園5大会連続初戦突破を果たした市和歌山。
しかし、今日の相手は神村学園と1回戦の勝ち上がりを見た限りでは勝機は薄かったし、とにかく和歌山県勢は鹿児島のチームを苦手にしているので、、、、、

半田監督の初陣も鹿屋中央相手に延長12回までもつれ込む大熱戦だったが、最後は1死1・3塁のサヨナラのピンチでセカンドゴロに打ち取ったもののなぜかしら1塁送球してしまいその間に3塁走者がサヨナラのホームを踏んでしまった苦い過去がある。

この日は天候不良が予想されたので、高野連もずいぶん巻いてきた。。。クーリングタイムをなくしたのは痛恨の極みだった。。。
試合のインターバルも30分と早かったし、、、、

相手が先攻派なんでこの日はサヨナラ負けの心配はなくなった!
しかし半田監督は1つ勝って満足したのか????先発投手はエース・栗谷でもなければ2枚看板の一角・小野投手でもなく背番号17のサウスポー川本だった。
神村もまた、先を見据えて背番号11の2年生・今村を先発起用。もしかしたら1回戦同様5点を争うハイスコアのゲームになるかもしれないと。

1回表から不安は的中し、いきなりプレーボールと同時サイレンが鳴りやまない間にデッドボールで出塁を許し、送りバントで1死2塁と形を作られ、3番・秋元が初球レフトへ先制タイムリーツーベースを喰らい、神村アルプスから耳なじみのある得点マーチが流れジンギスカンが去来する。
さらに4番・正林のライト前タイムリーヒットで2点目。四球を挟んで6番・上川床のセンターへのツーベースで2塁走者がスタート大幅遅れでホーム手前タッチアウト!を見て半田監督は早くも継投を選択したが、2年生11番・木村を送り火に油を注ぐべく暴投で3点目・・・・・。
いきなり出ばなをくじかれ戦意喪失気味となったが、相手の先発2年生・今村投手も極度の緊張からか?3四死球などで2死満塁とチャンスをくれた。しかし、小田監督は非情にも10番・黒木をリリーフさせカウント1-3まで行き押し出しも頭にあったが最後はスライダーに手を出し空振り三振。

2回はお互い三者凡退で試合は落ち着いたように思えたが、3回表木村投手がまさかの四球連発で自滅↓↓
2死1塁から3連続四球でノーヒットで1点献上し、半田監督がようやく2枚看板の一角・小野投手をリリーフさせるもまた押し出しでこの回5四球で0-5と勝利は遠ざかり、打線も淡白に凡打を積み重ね最悪の展開となった、、、、

4回表ようやく神村の猛攻が止まってここから巻き返したい市和歌山。その裏1死からヒットと四球でチャンスをつかんだが、7番・藤井ファーストゴロで2死2・3塁。ここで打席には小野投手。エース・栗谷がレフトを守っているので思い切って代打でもよかったが、そのまま打たせてフルカウントからスライダーに三振・・・・・。

小野投手は5回も3者凡退に抑え「先発だったら・・・」と僕は画面越しにため息をつくしかなかった・
その裏、先頭の9番・熊本がレフト前ヒットを放つと半田監督は甲子園にはコールド規定がないことを忘れていたのか???1番・宇治田に送りバントのサイン。5点ビハインドで相手に1つアウトを献上するのは考えられない采配だがよほど1点返して思い出作りを優先したのだろうか???
結局ここも四球などで2死1・2塁と塁上賑わすも4番・麹家がフルカウントからスライダー見逃しの三振で無得点のまま整備に入った。

半田監督が最初から小野-栗谷の継投を考えていたらもっと僅差の試合になっていたのかもしれないが、先発投手を川本投手と決めた時点でもう負けていたのかもしれない。。。
打線も3度得点圏に走者を進めながらも序盤の大量失点で空回りしてスライダーを空振りするシーンが目立ち粗さが際立っていた。クーリングタイムをはしょられたので、体を休めることなくまたグラウンドへ散っていった・・・。

小野投手は3イニングパーフェクトピッチングを見せ一人気を吐き、6回裏には5番・大江のライトへのツーベースと死球で無死1・2塁。ここも半田監督は送りバントに固執して中々決まらず最後はフルカウントからバント失敗による三振。。。ボークで1死2・3塁ともらったチャンスでスクイズでもするのか???と本気で考えたが、1-2から小野投手がライトへ犠飛を放ち欲しかった1点が手に入った!!

しかしこれで逆に神村ナインに火をつけてしまったのか???7回表1番・今村歩がセンター前ヒットを放つと小田監督は手堅くバントで1死2塁と形を作り、3・4番は四死球で満塁。半田監督は2度目のタイムを取るもまだエース・栗谷をレフトからマウンドに動かすつもりはないようで、、、、、5番・岩下にライト犠飛でまた5点差つけられ、6・7番の連続長短打で1-9になってから敗戦処理的なリリーフでエース・栗谷がようやく4番手として登板。
代わりっぱないきなり8番・途中出場の松尾大に2ストライクからセンター前タイムリーを浴びて立命館宇治に続き2ケタ失点。。。。。
こうなってしまえばもう来た球を打つしかなく市和歌山打線は元気なく7回は1番からの攻撃も三者凡退。8回は先頭の2年生麹家がライト前ヒットで待機の片りんを見せるも三振とゲッツーで無得点・・・。

9回表9点差ついているが先頭の4番・正林がヒットを放つとすかさず代走を起用してまたもや送りバントで形を作り、2死からセカンド内野安打の間にホームインとスキのない野球を最後まで見せつけられてしまった・・・・。
9回裏は7番からの攻撃だし10点差ゆえにただ敗戦を受け入れるしかないのだが、7番・藤井は初球ファーストライナー。代打・八家はライトフライと4球でツーアウトを奪われあと一人という場面で余裕かまされ3番手・松元が思い出登板。最後はレフトフライで試合終了という屈辱の2時間16分だった。

最初から小野ー栗谷の継投で行けばここまで点差は開かなかったのかもしれないが、小田監督の勝利への執念が市和歌山を圧倒していた気もする。

1回戦も新潟の初出場校相手に楽に勝てる試合を自滅してずいぶん苦しみ抜いた試合をしていたので勝てる要素は限りなくなかったが。。。。。
2年生で試合に出ていたメンバーが数名残るので来年に期待したい。

この日は第3試合中盤から雨が降り出し、それが翌日まで長引き8月15日は雨天中止と。16日のチケットを持っていたので大会11日目を観戦するはずがスライドして10日目を観戦するハメになってしまった↓↓

結果的に16日は第4試合終了19時24分 17日は第4試合終了18時40分とずいぶん得した形にはなったが。

そんな中、隣のおかやま山陽が日大系列校を連破して3回戦進出。次はなんと・・・あの日大三高が相手だけにここが年貢の納め時と腹をくくったが、、、それは次回の講釈で。

⚾今日の投手陣
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 犠飛 四球 死球 三振 暴投 ボーク 失点 自責
神村学園 今 村    2/3   5  20  0  0  0  2  1  1  0  0   0  0
神村学園 黒 木  8  30 113  4  1  1  3  0  8  0  1   1  1
神村学園 松 元    1/3   1   4  0  0  0  0  0  0  0  0   0  0

市和歌山 川 本      2/3   6  21  3  1  0  1  1  0  0  0   0  0
市和歌山 木 村  1     10  48  0  0  0  4  0  1  1  0   2  2   
市和歌山 小 野  4   18  71  3  1  1  2  1  3  0  0   5  5   
市和歌山 栗 谷   2 1/3 10  35  3  1  0  0  0  1  0  0   1  1

               (完)

               🌟次回予告🌟
 8/17 11日目第3試合 おかやま山陽(岡山)-日大三(西東京)