熱闘大阪シティ ネモフィラに囲まれて 声出し応援の歓び  | 宏鈴法師のブログ

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6/3 春季近畿大会3日目第2試合 大阪シティ信用金庫スタジアム 金光大阪(大阪①)-京都国際(京都) 12:33~14:36

第6話 最終回の大どんでん返し 敬遠策をせずに撃沈

    一二三四五六七八九計HE
京  国 際000020102560 松岡、中崎、杉原、長水-奥井
金  光 大040000002x694 キャリー-越智

        第一試合
        智  辯10
        市和歌山3

 市和歌山があっけなく自滅の末にコールド負けでソソクサと舞洲を後にして昼ご飯のコンビニ弁当を大阪湾の風に吹かれながら食べていた。

1回戦ではブラスバンドの応援団が駆け付けた金光大阪だったが1つ勝って満足したのか今日は口ラッパの応援で寂しかった。。。
智弁に対抗できる戦力を考えるとここは金光を応援したいが、京都国際に鞍替えした方が良いかと!決勝戦はコールド規定がないけれどワンサイドゲームは嫌なんで。。。

先発投手は金光はまたもやキャリーくん。京都国際は背番号10の松岡だった。投手層の厚い京都国際だけに誰が投げても安定感抜群で失点が計算できるだけに京都国際が先攻で良かったかなと思っていたが、、、

天候は回復したが散水は行われず12時33分プレーボールと今大会一番早く第2試合が開始された。
1回表京都国際は1死から2番・澤田が四球で出塁するとすかさず盗塁。3番・金沢はフルカウントからピッチャーゴロもキャリーくんがはじいてショートバックアップして2死3塁。4番・佐藤はストレートの四球で歩くとまた盗塁を決めて足でかき回してきたが、5番・高岸ファーストゴロで無得点。
その裏、京都国際の松岡投手は立ち上がりからエンジンフル回転で三者連続三振と全く寄せ付けなかった。

しかし、2回表3人で攻撃を退けるとその裏1死から5番・今北がセンター前ヒットを放つと、金光らしく泥臭く喰らいついて連続内野安打で1死満塁と大チャンスをつかみ横井くんは8番・越智のカウント1-1からスクイズのサインを出すもファール・・・。しかし越智が2-2からセンター前タイムリーヒットを放ち結果オーライ!さらに9番・松尾が1ボールからスクイズを敢行しこれが内野安打となり2点目!!1番・福冨も3連続スクイズするかと思われたが、2球で追い込まれタイミングを逸しレフトフライ。ここで止めていれば面白い展開になってきたと思うのだが、2番・中村がライト前2点タイムリーヒットで4-0と大きな差がついてしまった・・・・・。

こうなってしまうとまず反撃の1点を奪ってコツコツ切り崩していきたかったが、3回表松岡投手にそのまま打たせて初球ピッチャーゴロ。1死後四球をもらうが初回のようにガンガン盗塁させずにノーサインで凡打を積み重ね無得点。
勢いづいた金光はその裏先頭の4番・落合がショート内野安打を放つと手堅く送って1死2塁と形を作り点は奪えなかったが流れを渡さないという姿勢をみせた。
        
キャリーくんは4点の援護をもらい快調に飛ばして4回も3者凡退に抑え攻略の糸口を見いだせない。松岡投手も意地を見せその裏1死から9番打者に四球を与えたものの見方の好守備もあり追加点を許さなかった。

そして5回表ようやく反撃のノロシを挙げた京都国際。1死から8番・梶島が右中間へツーベースを放つと松岡投手に代打・服部を起用して相手のエラーを誘い1・3塁とチャンスを広げ1番・藤本がフルカウントから打ち気にはやり外ボール球に手を出しショートゴロの間に1点を返し2番・澤田もカウント1-3からセンター前タイムリーヒットで2点差。
しかし、3番・金沢が2-2から外ボール球に空振り三振と焦りからかボール球を強引に降る傾向が目立った。
5回から京都国際は2年生・中崎がリリーフ。あえてエース・杉原を明日に備えて温存しているのか?秋以降を見据えて経験を積ませるための登板か???
金光は3番からの好打順だったが見逃しの三振などで三者凡退に終わり整備に入った。

5回終了2-4と京都国際が2点ビハインドで試合としては面白くなってきた。地力に劣る金光が先に4点を先取してこの劣勢にどう京都国際が猛追して逆転勝ちを収めるか?と見ていたらようやくキャリーくんに合ってきたのか5回初安打が出て一気に2点差に詰め寄りまだ回はあるのでジワジワと詰め寄りたいところ。横井くんは2番手投手との継投を考えているのか?それともキャリーくんと心中するつもりなのか???

6回表先頭打者がセンター前に微妙な打球を放つもセンター福冨のダイビングキャッチでこれを阻み2死からエラーが出ても動じず100球近くなってきたキャリーくんの気力が踏ん張った。
2年生・中崎投手もまたコントロールが安定し1つ四球を出すも2三振で中継ぎとして最高の結果を出し味方の反撃を待つ形となった。
 
なんとかしたい京都国際は7回先頭の8番・梶島が初球センターフライに倒れると惜しげもなく中崎投手に代打を送り期待に応えた小林がセンター前ヒットを放ちすかさず初球盗塁と小牧監督のタクトに応えると、徹底的にファーストストライクから打つ姿勢を見せつけ2死から2番・澤田が2ボールからレフトへタイムリーツーベースを放ち1点差に迫った!
金光ベンチからすぐにタイムが取られたが継投の様子は全くなく、キャリーくんも踏ん張りファーストゴロで同点は防いだ。
京都国際はここでエース・杉原を投入。後半3イニングだけに明日連投となっても問題ないという判断だろうか・・・。
いきなり先頭打者に四球を与えバントで送って1死2塁でクリーンアップを迎え勝負所となった。ここで1点でも失えば反撃ムードが一気にしぼんでしまう。クリーンアップを迎えて杉原投手も本気を出したのか???連続三振で金光の主軸をきりきり舞いさせた。

できれば8回表1死からデッドボールで同点の走者が出たので最低でも追いついて9回を迎えたかったがキャリーくんの踏ん張りに無得点。とうとう1点ビハインドで9回にきてしまった・・・。

京都国際に土壇場の粘りがあるかどうか未知数なんでこのままアッサリ終わることも覚悟していたが、先頭打者の杉原投手にそのまま打たせるべきと思ったが代打・長舩が登場しショート正面のゴロをはじくエラーで出塁。途中出場の小林が相次いでバント失敗し追い込まれてしゃーなしに打たせたらピッチャーゴロで結果的に1死2塁の形を作り、ここまでノーヒットだった1番・藤本が値千金のレフト前同点タイムリーでついに4点差を追いついた!
さらに盗塁でチャンス拡大し、2番・澤田のレフト前ヒットにエラーが絡んで逆転に成功したが「僕は1点では足りない」と思っていた。
21年センバツで東海大菅生に逆転サヨナラ負けを喰らったシーンを鮮烈に覚えているのでその二の舞は避けたかった。
小牧監督はそれまで先攻派だったがあの痛い逆転サヨナラ負けで後攻派に宗旨替えしたようだ。
しかし3番・金沢サードゴロで4番・佐藤は1-1からエンドランをかけるもピッチャーゴロで苦しくなってきた。

代打の関係でもうエース・杉原は投げられない。4番手・長水に託すしかないが杉原投手のバッティングがよかったかもしれないし、まだ先頭打者なんで1死ランナーなしからでも反撃できた気がしてならない。
そんなイヤな予感はやはり当たり9回裏先頭の8番・越智が1-1からセンター前ヒットで出塁し100%バントと思われる場面で9番・松尾に1-1からまさかのデッドボール・・・・・。
当然送りバントで1死2・3塁と形を作りなぜかしら京都国際内野陣は中間守備。ここはあえて敬遠して満塁策で3番・キャリーくん4番・落合と勝負すべきかと。ましてや今日のキャリーくんは4打席連続三振だったし、、、、、

スタンド中段から「敬遠」を小牧監督に届かなかったのか無視されたのか?代打・松木と勝負して1-1から左中間を破られ逆転サヨナラゲームで決着はついた・・・・・。

京都国際にとっては4点ビハインドの展開からジワジワ追い上げて土壇場で逆転する実りある攻撃だったかもしれないが最後の最後に歯車が狂い勝てる試合を落としてしまった。
投手に代打を3度も送ったが最後はエースと心中するべきだったかと悔やまれてならない。
金光は今日もキャリーくんが142球完投勝利となったが、さすがに明日の決勝戦は温存するだろう。そうなると2番手以降の未知数の投手が強力な智弁打線と対峙せねばならずある程度試合展開が予測されるのだが、、、、、明日がこの春最後の公式戦なんでレンタサイクルでもう1回舞洲に上陸する運びとなる。

今大会の決勝戦は13時開始なんで午前中に新大阪駅に寄り道して駅弁購入してレンタサイクルで舞洲入りして海岸線で昼食後球場入りすればいいと。ネット裏にもうスカウトは来ないしずいぶん空席が目立つことは分かっていたし。
春の最終決戦午前中は熱くレンタサイクルでの道中汗かきながらの舞洲入り・・・それは次回の講釈で。

⚾今日の投手陣
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 四球 死球 三振 失点 自責 
京都国際 松 岡  4    20  71  7  1  1  0  3    4  4   
京都国際 中 崎    2     7  31  0  0  1  0  3  0  0  
京都国際 杉 原    2     7  22  0  1  1  0  2  0  0   
京都国際 長 水   1/3  4  10  2    1  0  1  0  2    2

金光大阪 キャリー  9    40  142  6    0  3  1  4  5  2    

         (完)

           🌟次回予告🌟
6/4 春季近畿大会最終日決勝戦 大阪シティ信用金庫スタジアム 金光大阪(大阪①)-智弁学園(奈良)