熱闘大阪シティ ネモフィラに囲まれて 声出し応援の歓び | 宏鈴法師のブログ

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6/3 春季近畿大会3日目第1試合 大阪シティ信用金庫スタジアム 市和歌山(和歌山)-智弁学園(奈良) 10:01~11:52

第5話 メッキが剥がれた市和歌山・・・まさかのサヨナラコールド負け

    一二三四五六七八九計HE
市和歌山0000120  352 栗谷、奥地-麹家
智  辯1000405x  10150 青山、楢林、藤田-高良

        第二試合
        京  国 際
        金  光 大

 季節が進んで6月・・・・・・この日は雨上がりということでグラウンドコンディションが悪く試合前のノックはサイドノックだった。

開幕試合で報徳学園にまさかのコールド圏内まで追いつめ快勝した市和歌山。今日の相手は大阪桐蔭に打ち勝った智弁学園と難敵が続く。反対側のブロックに入っていれば決勝まで行けたかもしれないという気もあるが、、、

和歌山大会決勝で智弁和歌山に勝利したのでもはや「智弁アレルギー」は解消したと思われるが仮に負けるとしても3-5くらいのスコアで夏に向けて収穫と課題を感じる大会にして欲しかったが・・・・・。

今日の先発はエース・栗谷だった。1回戦では抑えで登板していたがやはりここは必勝態勢できたようだ。智弁は2年生・青山が先発。1回戦でも5投手の継投だったが、軸になる投手が不在ゆえの継投で打線でカバーしていく構えのようだ。

アルプスでは市和歌山は太鼓1つ持ち込んで珍しく口ラッパの応援だが智弁は相変わらず応援しない方針のようだ。
試合は1回表市和歌山わずか3球でツーアウトと追い込まれ3番・栗谷がレフト前ヒットで頑張ったが、期待の2年生4番・麹家が外ストレートに空振り三振で牛耳られた。
しっかり守りたい市和歌山だが先頭打者のセカンドゴロをセカンド熊本がはじいてから1塁送球を焦り悪送球で無死2塁。バントで1死3塁と形を作られ内野はあえて深く守るも3番・中山ライトオーバーのタイムリーヒットで1点を早くも失うが、後続を連続フライアウトに抑え栗谷投手のデキは悪くなかった。

早く追いつきたい市和歌山だが、先取点を取られると受け身になるのか?2回5番・大江が流し打ちで低いライナーを1・2塁間に放ち出塁するも6番・村上バント失敗でおまけに1塁へ走らずダブルプレー・・・・・。
徐々にエンジンがかかってきた青山投手に対し市和歌山打線は外野にボールを飛ばすことが難しくなってきたようで、3・4回ともに三者凡退。

こういう流れになってしまえば栗谷投手の踏ん張りが欠かせない。
2回裏簡単にツーアウトを取ったものの8番・砥出にライト前ヒットを許し次の回は1番からの攻撃となってしまい、3回1・2番の連打で無死1・2塁のピンチ招くも小坂監督はクリーンアップに強攻策を命じショートフライ2つとセカンドゴロでねじ伏せ栗谷投手がエースの貫録を見せた!
そして4回裏1年生の6番打者近藤にセンター前ヒットを許すも7番・高良バントが相次いでファールとなりスリーバントはピッチャー正面で2塁封殺。8番・砥出は5-4-3ダブルプレーで耐えて凌いで流れが来るのを待ちわびていた。

そして5回表ついに・・・先頭の5番・大江が8球粘った末に広い広い舞洲のレフトフェンスを越える同点アーチを架けてあっという間に1-1同点に追いついた!!
これで1回戦の報徳戦同様一気に畳みかけたかったが後続が3人打ち取られ逆に智弁打線に火をつけてしまった・・・。
その裏、小坂監督は先頭の青山投手に代打・小泉を送りレフト前の痛烈な打球をレフト・藤原がダイブするも及ばずツーベース。1番・松本は外ストレートに見逃しの三振でおとなしく帰ったが、直後に連続四死球で満塁のピンチ・・・。半田監督がタイムを取って落ち着かせようとしたが、4番・山崎が初球レフト前2点タイムリーツーベースで1-3と突き放され、エラーも絡みなおも1死2・3塁。4番相手には中間守備だった内野も今度は前進守備で背水の陣を敷き5番・池下セカンドゴロでなんとかこらえると思ったが、6・7番に連打を浴びこの回4失点で整備に入った。

1回戦で報徳に勝利したのはマグレだったのかもしれない・・・という流れの悪い試合となってしまった。
市和歌山の打力を考えると4点ビハインドをひっくり返すのは限りなく不可能だ。。。
せっかくホームランで追いついたもののまさかの4失点では戦意喪失してしまう。野手の判断ミスやエラーも痛かったが、エース・栗谷がここまで打たれるとは。。。何とかコールド回避できるように試合をもう一度作りたいところ。

期待に応えて6回表智弁の2番手1年生楢林を相手に先頭の9番・熊本が2-2から外ボール球を流し打ちしてライト前ヒット。1番・宇治田は1ボールからコールド回避のために???バントするもファール。1-2からエンドランを仕掛けるがこれもファールで結局四球でつなぎ、2番・田嶋送りバントで1死2・3塁と大きなチャンス到来!智弁は4点リードにもかかわらず内野は前進守備を敷いてきたが、3番・栗谷意地の右中間2点タイムリースリーベースで3-5と食らいつきなおも1死3塁。最低あと1点欲しかったが、4番・麹家チェンジアップに三振。先ほどホームランの5番・大江はライトフライで凡退。
自分のバットで2点取り返した栗谷投手は6回裏三者凡退に抑えこれなら負けてもコールドにはならないと安心していたが、、、、、

7回表智弁はエース・藤田を登板させた。1死からデッドボールでもらったチャンスを6-4-3のダブルプレーでつぶし一気に坂を転がり落ちて行った・・・・・。
7回裏3・4番の連続長短打で無死2・3塁の大ピンチ。まだこの時点で1イニング5失点のイメージは湧かなかった。
5番・池下は前の打席もチャンスで凡退していたしここも前進守備でサードフライ。1年生とは言え6番・近藤は怖かったので敬遠でもよかったがあえて勝負してセンター前タイムリーヒットで6点目。7番・高良は7球粘って右中間2点タイムリーツーベース。ここでようやく半田監督はエース・栗谷を諦め2番手には速球派の小野ではなく2年生のサイドスロー奥地を投入。対する小坂監督は試合を決めるべく藤田投手に代打・佐坂を送りレフト前ヒットでつなぎさらに四球で1死満塁。3-8と5点ビハインド。気が付けばあと2点でコールド負け、、、、、

極限の状態で市和歌山内野陣はあえて中間守備。たしかに1点失っても2点取られないことを優先しなければならない。
1番・松本にカウント1-3で押し出し覚悟の5球目打球は平凡なセンターフライだったがどうしたことかセンター宇治田がボールを見失ったようで外野芝生にポトンと弾みその間に2者生還であっけなくコールド負け・・・・・。

非常に残念だったが、力の差が如実に出てしまったようだ。
大阪桐蔭に打ち勝っただけに智弁打線は超強力であの栗谷投手も中盤に攻略されてしまった・・・・・。
なんとか食らいついてホームランとスリーベースで3点奪えたのは収穫だったが、相手投手陣にうまくかわされてしまった感も否めない。

明日の決勝にまず智弁学園が勝ち上がり、決勝でいい試合を観たいとなれば金光よりも京都国際の方が投手層も厚いし善戦できると踏んで、そして1回戦ではブラスバンドの応援だった金光が口ラッパに変わってしまったので余計に・・・。
しかし試合は予想していたのとは全く違った方向に、それは次回の講釈で。

⚾今日の投手陣
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 本塁打 犠打 四球 死球 三振 ボーク 失点 自責  
市和歌山 栗 谷  6 1/3 34 110 13  0   1  1  1  2  0   9    8
市和歌山 奥 地   0/3  3  14  2    0   0  1  0  0  1   1    1

智弁学園 青 山     5   17  57  3    1   0  0  0  2  1   1    1
智弁学園 楢 林     1    6  25  2  0   1  1  0  1  0   2      2
智弁学園 藤 田   1    3   5  0  0   0  0  1  0  0   0    0

        (完)

          🌟次回予告🌟
6/3 春季近畿大会3日目第2試合 大阪シティ信用金庫スタジアム 金光大阪(大阪①)-京都国際(京都)