熱闘大阪シティ ネモフィラに囲まれて 声出し応援の歓び  | 宏鈴法師のブログ

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5/27 春季近畿大会初日開幕試合 大阪シティ信用金庫スタジアム 市和歌山(和歌山)-報徳学園(兵庫) 9:58~12:05

第1話 レンタサイクル舞洲上陸 昨春のリベンジ 市和歌山ベストゲーム

    一二三四五六七八九計HE
報  徳0000021104100 間木、星山、薮内、今朝丸-堀
市  和 歌02500000X7121 小野、川本、栗谷-麹家

        第二試合
        大  桐 蔭
        智  辯

 6年ぶりの近畿大会舞洲開催。日生球場が消滅してしまい、舞洲が大阪のメインとなったが個人的には好きな球場の一つ。
しかしながらアクセスが劣悪で行き帰りのバスの行列がえげつない・・・・・。

これを回避するには、朝早くバス停に並んで試合後は海岸線を歩いて時間つぶして試合終了1時間後くらいのバスに乗り込んで夜遅く帰る長い1日となった。

1度だけ舞洲~桜島まで歩いたことがあるが、此花大橋の急斜面はしんどすぎたし、風もきつかったので体調を崩したこともありもう2度としないと・・・・・。

西九条からレンタサイクルを借りることもできるが、どれだけかかるか分からないし往復できるか心配だったので選択肢になかったが、あのコロナ中止の2020夏にヒマだったので交流試合終了後に実験的にやってみたら1時間ちょいで舞洲に行けることが分かり、真夏の消耗度もひどくはなかったので春・秋だったらなんとかなるだろうと!

結局2023年は春2回 夏1回 秋4回と計7度レンタサイクルにお世話になった。

やはりバスの時間や大混雑などに気を遣わず自分のペースで移動できるのは気楽だった。幸い大会中好天に恵まれたので非常に大きかった。

さて、開幕試合は昨年と同じ市和歌山-報徳学園というカードになってしまった。
1年前、ホーム紀三井寺でセンバツ8強投手の米田が打ち込まれコールド負け寸前の2-8での完敗で忸怩たる思いを抱えて、紀三井寺ガーデンホテルはやしに宿泊したほろ苦い思い出がある。

今年は報徳がセンバツ準優勝して市和歌山はセンバツ不出場だし、小園・米田というドラフト候補生投手もいないのでそれ以上の惨敗も予想され覚悟していた。

どうやら2年連続じゃんけんで勝利したようで市和歌山は後攻。これで5回裏までは野球が観れるだろうと!
試合前に散水され報徳はセンバツでエースだった盛田がベンチ外となり今日の先発は2年生・間木。市和歌山はなぜかしらエース・栗谷が3番レフトで出場し背番号10の小野が先発。
去年はエース・米田に8点奪われても最後まで投げさせていたが、今年はエースを傷つけたくない配慮だろうか???

試合は1回表サイレンと同時に1番・堀がショート右に詰まりながらもはじき返してセンター前ヒット。これを送って1死2塁で厳しくなったが、ファーストゴロにレフトフライで凌いでホッと一息。
その裏、市和歌山はアルプスからの応援もなく1番・宇治田が3球連続見逃しての三振。1死後四球とボークでチャンスをもらったが、3・4番が直球に連続三振と貫禄負けしてしまった・・・。

2回も先頭打者にヒットを許した市和歌山。大角監督は一転して強攻策。フルカウントからランエンドヒットでファーストゴロの間に1死2塁とプレッシャーをかけてきた。
それでも小野投手は三振とセカンドゴロでピンチ脱出しここまでは先発起用が当たっていた!
その裏、1死から6番・村上がショート内野安打を放ち半田監督は無策。7番・藤井が8球粘っていたがバントの構えもなくエンドランなど機動力も封印し最後もフルカウントから1塁走者動きなく、最後は市和歌山らしからぬ打球が左中間を襲いまさかの先制タイムリースリーベースで1点が入りなおも1死3塁。できれば8番・小野投手にスクイズのサインを出して2点目を取りに行って欲しかったが、ここも動きなく見逃しの三振で1点どまりかと思いきや9番・熊本がカウント2-2から近大付よろしく“基本に忠実なセンター返しのバッティング”を披露して2点目。

これで報徳打線に火をつけなければいいがと警戒した3回。2死から2番・宮本が左中間ツーベースを放ちドキドキしたが、3番・西村フルカウントからチェンジアップ三振。
初回こそアウトは全部三振と立ち上がり良かった間木投手だが、先取点を失ってリズムを崩したのか?3回も3・4番の連続長短打でわずか3球で1点を追加され送りバントで1死3塁と形を作ったので、ボチボチ半田監督に監督にスクイズのサインを出して欲しかったが動きなく四球で1・3塁とチャンス拡大したところで大角監督は辛抱たまらず2番手に同じ2年生・星山を起用。
新エース・今朝丸をここで起用していたらまた違った展開があったかもしれないが、星山がここからつるべ打ちに遭い7~9を含む下位打線などに4連打さらに6-0と差が広がったところで半田監督が2番・田嶋に初球スクイズのサインを出すもファール・・・しかしフルカウントからきっちりセンター犠飛を放ちまさかの7点差で早々にコールド圏内に入り、3番・栗谷もヒットで続きこの回だけで7安打。なおも2死満塁で4番・麹家に長打が出れば真逆の形で5回コールドも視野に入ってきたので、無類のコールド嫌いの僕はここからしばらく報徳の同情応援に走りその甲斐あってか3球三振で思わず手を叩いて大喜びしてしまった!

報徳は4~7回の攻撃のうち1点でも奪わなければ完封コールド負けの屈辱を喫する。その前にあと3点失って5回コールドの危機の方が高いきらいもあったが、、、、、
なんとかコールド回避を願っていると4番・石野は1ボールからセカンドフライに倒れたが、5番・辻田が小野投手の太ももを強襲するヒットで出塁!ここはなりふり構わず送って欲しかったのでスタンド中段から「送りバント~~~!!」と叫ぶも大角監督の耳には届かず6番・福留初球ファーストフライに倒れるなど無得点。
4回裏も星山続投で案の定1死から連続四球でピンチを招き間違ってホームランが飛び出せば10点差となるところだが、大角監督はサジを投げたのか?タイムも取らず続投させ小野投手相手に2ボールでまた四球かと思われたが、追い込んで外ストレートで空振り三振にとるなど7点差で踏ん張った。

すると5回表先頭がサードゴロ後逸のエラーで出塁し、星山投手に代打を送らず空気を読んで?送りバントで1死2塁。なんとかコールド回避の1点が欲しかったが、プロ注目の堀が打ち気にはやって2ボールからショートゴロなどホームが遠すぎた。
デッドラインの5回裏3点取れば即試合終了となるだけに、半田監督は昨春の完敗の悔しさを晴らすべく一気にケリをつけにきた!
先頭の1番・宇治田がレフト前ヒットで出塁するといきなり初球から盗塁を仕掛けるが強肩・堀の肩が上回りタッチアウト!直後に四球で2番・田嶋が出塁し、当たっている3番・栗谷がサードフライに倒れると2死からまた盗塁を仕掛けるもふたたび失敗で得意の機動力野球が封印され5回終了の整備は見れた。

報徳にとって今大会は勝利よりも投手陣の経験を積ますことに主眼を置いているのだろうか?
あえて新エース・今朝丸を見せずに調子の悪い投手を引っ張り続ける意図が分からない。ここで勝てば準決勝で大阪桐蔭か智弁学園と対戦できる権利を得られるのだが、、、、、
それにしても逆のパターンは覚悟していたがまさか市和歌山がセンバツ準優勝校をここまで追いつめるとは!!
夏の大会も大いに期待できるのでは?と勘違いしてしまうような横綱相撲だった。

半田監督は7点リードで余裕をかましすぎたのか?あえてコールド回避を選択したのかは分からないが5回無失点の小野投手をベンチに下げてエース・栗谷ではなくサウスポーの川本をリリーフさせた。
こうなると報徳打線も黙っておらず、3番・西村がヒットで出塁し四球で無死1・2塁。ここは送りバントで手堅く2点取りに行って欲しかったが5番・辻田ファーストゴロで1死1・3塁。6番・福留にスクイズでもして欲しかったが、まさかの外ストレート空振り三振で完封コールドが現実味を帯びてきたが、7番・山増が初球起死回生のレフト前タイムリーヒットでとりあえずコールド圏内から脱出に成功!!
さらに8番・竹内もセンター前タイムリーで続き5点差に迫り代打・植村が登場。代打の関係で投手交代するしこれ以上詰め寄られると大逆転負けの可能性も出てくるのでここは川本投手を応援とシフト変更し、ライトフライで2点に抑えた。
3番手に薮内投手が登板。あくまでもエース・今朝丸は温存するようだ。いきなり先頭打者にデッドボールをぶつけどうなることかと思ったが、バントで1死2塁と得点圏に走者を背負ったが連続フライアウトで切り抜けこれで9回まで試合を観れてなおかつ逃げ切り体制に入れるだろうと。

市和歌山は7回ついにエース・栗谷を投入し逃げ切り体制を図る。1番からの報徳の攻撃だったが、先頭の堀を外ストレートで見逃しの三振。しかし2番・宮本に内野安打と暴投で暗雲漂ったが、3番・西村2ボールからレフトフライ。4番・石野にはレフトフェンス直撃の痛恨の一撃でタイムリースリーベースを許してしまったがまだ4点のリードがあり、続く2死3塁のピンチをショートフライに抑えてほぼ勝利を手中に入れた。
その裏、1死から四球~暴投~犠飛でコツコツ2死3塁とダメ押しの機会を伺ったが、2番・田嶋初球セカンドフライで無得点。

8回表報徳は諦めず1死から四球とヒットで1・3塁のチャンスを作り薮内投手に代打・斎藤を起用。ここが勝負所という場面で半田監督は初めてタイムを取り意思統一を図り、センター犠飛で1点は失ったが貴重なアウトを奪い大量失点を未然に防いだ。ただ、2死後1番・堀にデッドボールはいただけなかったが、エース・栗谷がギアをあげて外ストレートで空振り三振。
3点ビハインドの8回裏敗色濃厚の場面でようやく新エース・今朝丸が登場。もっと早い段階でいくらでも登板機会はあったと思うが、ようやく登場し市和歌山のクリーンアップトリオを簡三者凡退に退けた。

3点差を守りたい市和歌山・栗谷投手。報徳は3番からの攻撃でドキドキしたが大事な先頭をセカンドゴロ。4番・石野にはライトへ大飛球を放たれたが広い舞洲のグラウンドに助けられライトフライ。最後はピッチャーゴロガッチリつかんで昨春のリベンジ成功を果たした。

それにしても3回までの集中打は鮮やかであわや5回コールドもあり得ると思い報徳の同情応援に切り替えざるを得ない展開となってしまったが、半田監督も空気を読んで2番手・川本投入してうまく9回までゲームメークした。
報徳はなぜ新エース・今朝丸をもっと早い段階で出さなかったのか???大いなる疑問を持ちつつ、先発の間木投手が突如崩れていったのも夏への不安材料だし、元エース・盛田が夏に間に合うのか。。。
センバツ準優勝校だし、夏の兵庫も優勝候補筆頭とだれもが予想するところだが、激選・兵庫ゆえに簡単に勝ち抜けないのが実情でくじ運のあやもあり5回戦敗退となってしまった・・・・・。

さて、第2試合は大阪桐蔭ー智弁学園。かつては公式戦で数多く当たっても桐蔭がその都度大きな壁となって智弁を跳ね返し続けていたが、21年センバツで智弁が一矢報いて流れが変わりつつあった。
センバツ4強の立役者だったエース・前田がベンチから離脱してどうなるか?それは次回の講釈で。

⚾今日の投手陣
チーム名 選手名 投球回 打者 投球数 安打 犠打 犠飛 四球 死球 三振 暴投 ボーク 失点 自責 
報徳学園 間 木  2 1/3 15  55  6  1  0  1  0  4  0  1   5  5
報徳学園 星 山  2 2/3 16  59  6  0  1  4  0  2  0  0   2  2
報徳学園 薮 内  2   9  21  0  1  1  1  1  1  1  0   0  0 
報徳学園 今朝丸  1   3  15  0  0  0  0  0  1  0  0   0  0

市和歌山 小 野   5   20  64  4  1  0  0  0  2  0  0   0  0
市和歌山 川 本   1    7  22  3  0  0  1  0  1  0  0   2  2
市和歌山 栗 谷   3   14  42  3  0  1  1  1  2  1  0   2  2

                        (完)

                       🌟次回予告🌟
5/27 春季近畿大会初日第2試合 大阪シティ信用金庫スタジアム 大阪桐蔭(大阪②)-智弁学園(奈良)