たとえば選挙 | 動的平衡

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同情するならアメをくれ!

 

テレビや新聞、SNSなんかで

「公職選挙法の盲点だ!」とか

いろんな人がいろんなことを言うだろうから

今さら何も言うことはないんだけど。

どれどれと興味本位で画像を探してみた。

なるほど。

 

ぱんちゃん、何やってるの?

アタック25じゃないんだからw

小池百合子は王道のど真ん中を選択。

これは説得力あるね。

その斜め左上。

蓮舫と田母神が並ぶ絵は違和感。

蓮舫は左端、田母神は右端じゃないと駄目でしょ。

 

ガーシーが当選したころから予想は出来た現象。

改めて感じるのは

「ある程度の良識や理性が前提とされる法律は、想定外の無秩序にいかに脆弱か」

ということ。

 

頭のいい人は、30年以上も前に予言している。

選挙制度批判ではなく文芸時評だが。

 

2015年に結成に結成さたSEALDs。

(毎週金曜日夜に行われた安保関連法案に反対する国会前抗議デモも今は昔)

あのSEALDsの生みの親で、室井佑月の元旦那の

高橋源一郎『優雅で感傷的な日本野球』への富岡多恵子の批判。

 

 「この手の、良くいえば『親密な』サークルだけに通じる

  符号性をアテにした言葉で書かれる文章は

  いかに自由な口語体に見えはしても

  音声、意味ともに周縁に広がろうとする言葉の機能を自閉させる」

 

これはとてもインストラクティブな名言。

文学であれ政治であれ、人に大切なことを伝える時には一分の甘えも許されてはいけない。

脳みそから脂汗が垂れるまで熟考し言葉を厳選する。

「この程度でも分かってくれる人には分かる」などという

怠惰で甘っちょろい手抜きはするな、ということ。

昭和のオヤジたちならたぶん

「そんなんじゃ誰もわかんねーんだよ」の一言で一喝していたと思う。

 

ズルをせずに選挙戦くらい正攻法で戦ってもらいたいものだ。