3月31日(日)
朝から小さなトラブルが2つ。
「たぶん大丈夫」という根拠のない自信で目覚まし時計をセットせずに寝た。
で、いきなり寝坊。
起きたら7時半。
ホテルから漢拏山(ハルラサン)の登山口までどれくらい掛かるか知らない。
直ぐにシャワーを浴び、朝ご飯を食べ、タクシーを呼んでもらって1時間くらいか。
漢拏山は、フルマラソンのように途中にチェックポイントがあり
遭難防止のために時間内に通過しないとゲートが閉まってしまう(らしい)。
急がばシャワー。
アメニティがないので、備え付けの固形の石鹸で頭と体を洗う。
さあ、着替えて…。
マジか。
パンツを忘れた。
この時点で3日間、同じパンツ決定。
レストランは開いてる時間だが
ニッポンから持ってきた非常食(菓子パン2つ)を
ミネラルウォーターで流し込む。
08:17
フロントに直行しタクシーを呼んでもらう。
朝の7時を過ぎたので2人勤務体制。
左の男の人は韓国語のみ。
右の彼女は韓国語と英語。
配車アプリ素早く操り「3分後です」。
4桁のプレートナンバーを手渡され外で待つ。
08:21
タクシー到着。
予想通りドライバーは韓国語のみ。
「ハルラサン。クァヌンサ カジュセヨ」
たぶん通じた。
08:28
やっぱり運転はかなり荒い。
7分後。
それらしき場所に到着。
右側のピンクの建物を指差し「★○◆▽●□★」
(たぶん「あそこで弁当や水が買えるぞ」と言っている)
左側を指差し「●□★○◆▽」
(「こっちが登山口だ」って言ってると思うw)
店内に入ると客は誰もいない。
みんなもっと早く登っているのかも。
店には水やらお菓子やら帽子やら、登山に必要なものがだいたい揃って
アジュモニがキンパを作っている。
「イゴジュセヨ」
「ネ」
「ウオン(ごぼう)は抜きでね」
「…?」
ごぼうを指差し両手で✕印を作る。
笑ってるから伝わったと思う。
水3本、スポーツドリンク2本、キンパ2本を買って出発。
金色の銅像。
欧米ではこういう場合、大道芸人が固まって動かない振りをしてる場合が多い。
そっと触ると本物だった。
ハングルで説明があるがもちろん読めない。
手付きはチラム(阿片吸引器)か煙管を持っているように見えないこともない。
(が、観光地だから違うだろう)
*関係ないが阿片と言えばマンガの『満州アヘンスクワッド』は面白い。
08:38 @検問ゲート
ニッポンで予約しプリントアウトした通過許可書(QRコード)を提出。
「◆▽●□★○◆▽!」
何か言ってるが意味が分からない。
「◆▽●□★○◆▽!!!」
マジか。
通してくれないじゃないか。
( ,,`・ω・´)ンンン?
「ひょっとしてこれ?」と言ってパスポートを出したら笑って通してくれた。
「カムサハムニダ」
08:42
漢拏山、山歩きスタート。
この標識は至るところにある。
緊急時のSOSの電話番号かな?
どっちにせよスマホを持っていないから関係ない。
通路はほぼ木段で散策路は完璧に整備されている。
あとこの案内板もいっぱい。
小学生でも迷子にならない。
見ると登山口から頂上までは8.7kmで約5時間。
さらに標高100m毎に石板。
至れり尽くせり。
09:30
クァヌムサ(スタート地点)から2.3km。
ペンノクタム(頂上)まで6.4km。
09:44
橋を渡ると先に長い階段が見える。
階段を登りきると休憩所。
登山者が餌をあげるからなのかカラスが多い。
【これは彫刻】
SONYの一眼レフとスマートウォッチ。
白い腕に奇麗なタトゥー。
言葉も通じないまましばらくいっしょに歩いたヨジャとはここでお別れ。
「アンニョイ ケセヨ!」