今日は月イチの出勤土曜日。
目途が付くまで仕事はエンドレス。
さて、山。
第１チェックポイント前の《臼岩・杵岩》を通過したのが１２時直前。
「行けるのか、仙ヶ岳」の続き。
12:09
第１チェックポイント・臼杵山到着。
予定より遅れること２時間。
そして、もちろん無人（ここまでに出合った人もゼロ）。
次のポイント、臼杵ヶ岳までも所要時間は１５分。
走れば１０分（たぶん）。
リカバリーのため全速力。
【あれが臼杵ヶ岳か？】 
しかし、だ。
臼杵山を通過したとたん、ありえへんレベルの激下り。
ピンテは疎らな上に、ほぼ踏み跡なし。
マジか。
こんな荒れたルートは久しぶり。
完全にピンテも踏み跡も消失し茫然。
今日はここまで。
本日の山歩き、終了。
これが12:43。
激下りした道を登り返すところで、また真新しいピンテ発見。
（結局、新しいピンテはこれ１本だったのだが…）
行けるのか？
まだ時間に余裕もあるので、再挑戦。
何年前かのボロボロに草臥れたピンテを探しながらほぼ真下へ。
臼杵山を直滑降で下り切ったところで枯れ沢。
ここで道、完全に消失。
ここからの選択肢は３つ。
①今、下ったばかりの不明瞭な道をもっかい登る。
②枯れ沢を下り、有るのか無いのか分からない林道を探す。
③見えてる山（たぶん第２チェックポイントの臼杵ヶ岳）のてっぺんを目指して直登。
煙草を吸いながら地図をガン見。
決定！
取りあえず臼杵ヶ岳（緑丸）まで行こう。
13:43
道なき道を登り第２チェックポイント・臼杵ヶ岳に到着。
たった１０分くらいの距離が1時間半も掛かったことになる。
そして、もちろん無人。
さあ、どうする。
まだロクブンノニ。
残りは果てしなく遠い。
戻るのもツラい。
ここで今日初めての登山者と遭遇。
５０代のソロ。
こんにちは！
おお、こんにちは。初めてですね、今日出会った人。
ボクもです。
これからどちらまで？
いやぁ迷ってまして。
ほう。
臼杵山からここまでくるのに１時間半以上掛かって、この後どうしようかなって。
え！臼杵山からなら１０分くらいでしょう。
下って登ってしてたらそれくらい掛かりました。
下って登ってって…。道ありました？
いやぁ。無かったですw
ピークを直線で結ぶ稜線がありますよ、散歩道みたいな。
マジか。それ知らなくて一旦下まで下りて登り返してました。
うわっ。そりゃあ大変だ。考えごとでもしながら下向いて歩いてましたかw
いえいえ。スタート地点で登山口が分からなくて時間をロスしたので急いでました。
なるほど。
臼杵山の頂上から先に行かず、少し戻ったところに臼杵ヶ岳への稜線があったのに。
そうでしたか…。戻らずに頂上から直滑降で下りてました。
ここから話が大きく逸れる。
そうそう。考えごとしながらと言えば、私も考えごとしながら歩いてたんです。
は？
これ見てもらえます。
スマホを徐に取り出してディスプレイを向ける。
lineかな？
クイズらしき問題が１つ。
『救命イカダには何人の人が乗ることが出来るでしょう？』
何ですか、これw
ははは。クイズです。会社の同僚と昼飯賭けて問題出しあってるんです。
期限は？
明日。月曜のお昼まで。答えれないと私の負けになります。
はあ。
分かりそうですか？
うーん。どうだろ。分かるかも。
うそ！私、一週間考えてますよ！
ネットでググれば答え出てきませんか？
それは最初にやってみました。掠りもしません。
なるほど。
で、何人ですか？
いや、そもそもですね、「救命イカダ」っておかしいですよね。
はい？何が？
ふつう「救命」なら「救命ボート」でしょ。
ああ、たしかに。
わざわざ「救命イカダ」。
うん。
そんなものは聞いたことがないし、「救命」に「イカダ」はあまり使わない。
どういうことになります？
たぶん「イカダ」じゃなきゃいけない理由があると思います。
何ですか？「イカダ」じゃなきゃいけない理由って。
語呂ですね。
…？
「救命イカダ」…「キュウメイイカダ」…「９名以下だ！」か。
は？
救命は９人の９名。イカダは「それ以下」の「以下」。
おおおおおおお。なるほど。助かりました。昼飯ゲットです！
どういたしまして。
山頂でクイズ。
山歩きよりもどっと疲れた…。
イカダさんとはここでお別れ。
今日は最初からボタンの掛け違いの連続。
ここで撤収することに。
こんどは最短距離の稜線を通り臼杵山に戻る。
14:29
お昼ご飯。
臼杵山から大人しく元来た道を引き返す。
16:15
駐車場に到着。
ロクブンノニで終了。
またいつかリベンジしなくっちゃ。
