『なぜ?私が?』と彼は語った。
多分、ガンを告知された人は
皆、こう思うのではなかろうか。
腫瘍の大きさや浸潤度、転移などが
手術やその予後に関わってくるが、
そのようなTMNやステージなどの詳細よりも
残された自分の人生(余命)を心配するのが
普通であろう。
彼の告白画像で
『あれっ?』と思った事があった。
甲状腺の術後、
外切開手術で喉下に傷が残るのでは?
と思ったのであるが。
専門外なので、調べてみると
4㎝程度までの良性腫瘍や
比較的小さくリンパ節転移の無い悪性腫瘍などは
我が国においては
1.内視鏡補助下甲状腺手術
鎖骨の下側を3~4㎝切開し、
内視鏡補助下に甲状腺を摘出する。
2.完全内視鏡甲状腺手術
3か所の皮膚切開により
内視鏡器具を挿入して
完全内視鏡下に甲状腺を摘出する。
即ち
外切開が一般的であり、
口からのアプローチはないようだ。
現在、アジアや欧米各国を中心に、
口腔内からの操作で手術を行う
経口法内視鏡下甲状腺手術が発展しており、
体表に全く傷跡が残らない美容面に
優れた手術方法として評価され、
その安全性についても良好な報告がある。
日本国内では
まだこの方法が普及していないのが現状だと。
ともかく
彼には
無理せず、自分らしい生き方を選択して欲しい。
とは言うものの
彼との1日でも早い再会
を楽しみにしているのも事実。

